塊肉を目の前にするとどうしていいかわからない、調理に時間がかかりそう。
そう思って、以前は薄切りや細切れ肉を買うことが多かったのですが、ローストポークにしたら全て解決しました。
ローストポークにするメリット
おいしい
言うまでもありませんが、お肉好きにはやっぱり焼いた塊肉は魅力的ですよね。
ヘルシー
意外かもしれませんが、実はヘルシーだと思います。理由は焼いている間に脂が落ちるからです。
調理法が簡単
オーブンで焼くだけです。
自家製チャーシューとして使い道いろいろ
ローストポークはそのまま食べるのはもちろんおいしいですが、残ったらチャーハンに入れたり、スープの具材にしたりとアレンジの幅がとても広いのです。
保存性が高い
食べきれなかった分もラップで包んで保存袋にいれておけば、冷蔵で1週間、冷凍で3週間くらい日持ちします。
ローストポークをかんたんにおいしく焼くコツ
ローストポークはオーブンに入れて焼くだけですが、ちょっとしたコツで美味しく仕上がります。
塩はきつめに振って焼く
焼いている間に焼き汁と一緒に塩分も流れ落ちますので、塩はきつめに振っておくといいと思います。また、しっかり塩をまぶして焼いた方が、肉の臭みを感じにくくなります。
胡椒は控えめにまぶして焼く
逆に胡椒は控えめにした方がいいです。理由は胡椒を焦がすと苦くなるから。
私も胡椒が大好きですが、焼いた後に追いペッパーすることにしています。
バットにのせて焼く
直接天板にのせて焼くのもローストポーク。プロっぽくていいですよね。
ただ、天板の後始末を考えると手軽とは言えません。
そこで、バットに塊肉をのせて焼くのがおすすめです。
天板も汚れませんし、塊肉を焼くハードルがぐんと下がります。
中温・下段でじっくり
塊肉は中まで火が入るのに時間がかかります。1時間は焼いた方がいいので、200℃以上で焼いてしまうと焦げます。
オーブンに下段に入れて、170〜180℃の中温で焼くのがおすすめです。
時短にするなら切り分けて焼く
塊肉を焼くからと言って、時間のないときに無理してそのまま焼く必要はないんです。
早く食べたい時は半分〜4等分くらいに切って焼いています。
塊肉そのままで焼く場合と、切り分けて焼く場合の時間の違いは、それぞれのレシピを参考にしていただければ嬉しいです。
付け合わせも一緒に焼く
塊肉といっても肉だけで焼くと、天板やバットにまだスペースがあまっていますよね?
この隙間に付け合わせも一緒にのせて焼いてしまいましょう。
時短になりますし、バットに入れて焼いたじゃがいもなど、肉の焼き汁の旨味を吸って驚くほどおいしくなります。
バットの外側にアルミホイルでくるんださつまいもなどをのせて一緒に焼けば、おやつも完成です。
にんにくを肉に埋め込む
塊肉やスペアリブを焼くのに欠かせないにんにく。すりおろして肉にまぶしつけることが多いと思います。
私は荒く刻んだにんにくを、肉の内側に埋め込んで焼いています。
埋め込みにくいようなら、肉に軽く切り込みを入れると埋まります。
こうするとにんにくが焦げずに、肉にしっかり風味と味が染み渡るのです。
にんにく好きにはたまりませんね。
ローストポークのレシピバリエーション
実際に私が試したローストポークのレシピを集めました。大きさによる焼き時間と温度の目安など、参考になれば嬉しいです。
豚肩ロース1キロを4〜5等分に切り分けて焼くレシピ
材料
バット大 オーブンシートなし
豚肩ロース肉 1キロ(550gと450g)
塩 小さじ2
胡椒 粒子大さじ1
にんにく 1片 粗く刻む
作り方
肩ロースは4~5個に切る バットに塩を振って肉をのせてまぶす。
胡椒を上から振って全体にまぶす 胡椒は表面にあまり出ていないほうがよい
にんにくを肉の内側に埋め込む
180℃オーブンガス上段45分焼く
肉を取り出して油を容器に移す
レシピ 鶏もも肉と豚バラロースト
材料
鶏もも肉 2枚
塩 小さじ2
胡椒
にんにく 1片(粗みじん切り)
じゃがいも 2個(皮を剥いて1㎝厚さに切る)
豚バラ肉塊 370g
塩 小さじ1.5
胡椒
にんにく 1片(粗みじん切り
作り方
鶏もも肉は50℃の湯で洗って筋切りし、2等分する。塩をまぶしつける
豚ばら肉は3等分に切って塩をまぶしつける。
バットに胡椒を振って鶏肉を並べ入れ、隙間にじゃがいもを差し込む。
耐熱皿に胡椒を振って豚バラ肉を敷く。
180℃のオーブン(ガス上段)40分
スペアリブと豚バラロースト 黒酢だれ五香粉風味
スペアリブとバラ肉を同時に焼きました。
今回は周りを焼きつけず、生のままオーブンへ。
スペアリブと一緒に焼いたじゃがいもが、カリカリでおいしかったです。
材料
豚バラ肉 330g
塩 小さじ1強
胡椒 小さじ1
にんにく(粗く刻む) 1片分
スペアリブ 500g
漬けだれ
ケチャップ 大さじ3
醤油 大さじ1
黒酢 大さじ2
ごま油 小さじ2
砂糖 小さじ1
胡椒 少々
五香粉 少々
にんにく(粗く刻む) 1片分
じゃがいも 大2個
作り方
- 豚バラ肉を半分に切る。耐熱皿に塩と胡椒を振って肉をおき、全体にまぶす。にんにくを肉の中に埋め込む。
- スペアリブは漬けだれに10分ほど漬けて、オーブンシートを敷いたバットに並べる。
- じゃがいもは皮を剥いて1㎝厚さに切り、耐熱皿にのせ、ラップをかぶせて600Wの電子レンジで3分加熱する。②の隙間に詰める。
- ①と②を天板に並べ、170℃のオーブン(ガス上段)で35分、180℃で10分焼く。
- 大き目のスペアリブだけバットに残し、更に160℃で10分焼く。
豚肩ロース肉を3等分にして焼く場合
材料
豚肩ロース肉 425g
塩 小さじ1強
胡椒 小さじ1
サラダ油 小さじ2
にんにく(粗く刻む) 1片分
作り方
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- 肉を3等分に切る。フライパンに塩を振って肉をおき、全体にまぶす。
- 油を加え、強めの中火で全体に焼き色がつくまで焼き付ける。
- バット(キャビネサイズ)にオーブンシートを敷いて胡椒を振り、その上に肉をのせ、にんにくを肉の中に埋め込む。
- 上からフライパンに残った油を回しかけ、180℃のオーブン(ガス下段)で20分焼く。
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豚肩ロース肉を塊のまま焼く場合
材料
豚肩ロース肉 380gと460g
塩 小さじ1.5
胡椒 小さじ1
五香粉 少々
サラダ油 小さじ2
玉ねぎ 小2個
じゃがいも 中1個
にんにく(みじん切り) 1片分
作り方
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- バットに塩の半量と胡椒、五香粉を振って肉をおき、上から残りの塩を振って全体にまぶす
- フライパンに①と油を加え、全体に焼き色がつくまで焼く。
- バットにオーブンシートを敷いて肉を並べ、肉の内側に、にんにくを埋める。隙間に玉ねぎとじゃがいもを詰める。上からフライパンに残った油を回しかける。
- 170℃のオーブン(ガス下段)1時間
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