フライパン料理

「揚げる」のが苦手な私のチキン南蛮

鶏胸肉を買ってきたので、珍しく揚げ物に挑戦しました。
大袈裟じゃなく、数年ぶり?

しっとり揚げ物

昔は天ぷらも、せっかくの揚げたてのカリっとしたところをなんでたれや天つゆにつけてしめらせちゃうのかな、と不思議でした。

今でも天ぷらは塩で食べるのが好きで、天ぷらそばも衣が湿らないうちに、最初に食べてしまいます(笑)

なので、揚げたての鶏肉を南蛮だれに漬けてしまうのにもかなり抵抗がありました。

そのくせ、魚のエスカベージュはOKなのです。

そんな私がチキン南蛮を作ったのは、最近、あちこちでよく見かけるからです。

見ていると確かに美味しそう。。。

タルタルソースなしチキン南蛮

で、作ってみたのですが、色々手抜きしました(笑)

タルタルソースはなしです。なくても十分味がしみて美味しい気ががするのですが。。。

揚げ物を楽にする方法

お湯で洗って臭みを取る

まず、今回に限らず、鶏肉料理の際にいつもしているのは、肉をお湯(できれば50度〜60度)で洗うこと。

鶏肉の臭みを取るために行っています。

今回は揚げるので、特にしっかりと水気を拭き取りました。

卵に油

鶏肉を絡める卵には油を少し混ぜました。これは三国シェフの動画から。

具材に卵液が絡みやすくなるそうです。

卵は深さのある容器に

具材に絡める卵ですが、平たいバットだと卵がいつも足りなくなるのも揚げ物が面倒になるちょっとした理由でした。

そこで計量カップに卵を入れたら、深さがあるので、胸肉2枚が余裕で絡みました。

小麦粉はだまにならない強力粉

卵を絡めた後にまぶす小麦粉は、強力粉を使いました。

これだとだまにならない上、薄くまぶせるのです。

また、粉はポリ袋に入れてまぶしました。
本当はこれもバットがいいのですが、とにかく楽にやりたい😅

フライパンに油少なめで揚げる

そして、肝心の揚げ油ですが、面積の広いフライパンを使いました。

いつも使っているフライパンですが、すり鉢状で深さがあるので、底から1㎝ほどの量で十分揚げられます。

胸肉2枚分を2回に分けて、1回目を揚げた後、油を少し足して2回目を揚げました。

バルサミコ入り南蛮だれ

揚げた後、南蛮だれに漬け込みます。

材料は酢と醤油と砂糖と水です。

お酢はバルサミコ酢にしました。
これも三国シェフのアイディアを拝借しましたが、うちにホワイトバルサミコがなかったので、普通のバルサミコを使用しました。

おすすめバルサミコ酢

私が愛用しているのは、ALCE NERO(アルチェネロ) 有機 バルサミコ ビネガーです。

ホワイトバルサミコは甘いのですが、普通のバルサミコは甘くないので砂糖をプラスして酸味がマイルドになるよう、水を足しました。

ちなみに、ホワイトバルサミコも同じアルチェネロ社から出ていましたので、早速購入してみました。

ALCE NERO(アルチェネロ) 有機 ホワイト バルサミコ ビネガー

こちらにつきましては、使用後、また投稿させていただきますね。

漬けだれの準備もでき、油切りもすんだので、たれに鶏肉を漬け込んでいきます。

ボウルの中で絡めたら、鶏肉だけ器に取り出して、残ったたれは茶漉しで漉しました。

つけっぱなしにすると衣がどんどんしめってしまいそうなので。

そこが美味しいんじゃないか、と言われそうですが、思い切り悪く、さっと絡めて取り出し、必要なら食べる直前にさっとつける方法にしました。

しっとり、ジューシーチキン南蛮

なんだかとっても中途半端なチキン南蛮になってしまいましたが、食べてみたらなかなかおいしかったです。

ぱさつきがちな胸肉が柔らかく、しっとり仕上がっていました。

淡白な胸肉に、油としっかり味のタレの組み合わせは最高ですね。

追記:翌朝食べたら、南蛮だれがよくしみてさらにおいしくなっていました。家族にも好評だったので、また作りたいと思います!

揚げ油の後始末

揚げ物が嫌な大きな理由の一つが油の後始末です。

昔はそれなりに揚げ物をしていたので、固めるタイプのものをよく使っていました。

揚げ物をする機会が減った今は、ポリ袋にペーパータオルやティッシュを詰めて、その中に流し入れて吸い込ませてしまいます。

ペーパータオルやティッシュは揚げ物の油を切ったり、ガス台を拭いた時に使った使用済みのものです。

このとき、熱い油を直接入れて口を閉じると、火災の原因になるので(恐ろしいですよね)、保冷剤を3〜4個一緒に入れています。

油が十分冷めてからでもいいのですが、そうするとどろっとして流れにくくなるので、軽く熱が取れたらすぐに捨てています。

牛乳パックに詰めるとかもいいのですが、パックに上手に入れるのが意外に難しく、また、いつでも空の牛乳パックがあるわけではないので、やめました。

苦手な揚げ物について書き連ねてしまいましたが、私の周りには揚げ物上手な人が多く、憧れていました。

揚げ物にはやっぱり華がありますし、調理法が増えるとレパートリーも広がりますよね。

またつくってみたい!と思えるメニューがあったらチャレンジしてみようと思います。

規格外品等余ってしまう食材をいち早くご紹介 オイシックス・ラ・大地

チキン南蛮レシピ

材料

鶏胸肉 2枚
塩 小さじ1.5
胡椒 少々
揚げ油
卵 1個
油 小さじ1
小麦粉 適量

南蛮だれ

バルサミコ酢 大さじ1
水 大さじ1
醤油 大さじ1
砂糖 小さじ1

作り方

1. 鶏胸肉はお湯で洗って水気を拭き取り、余分な脂を除いて1㎝厚さの削ぎ切りにする 塩、胡椒を振る
2. 卵と油を容器に入れて溶き混ぜ、1を加えて絡める 500mlの計量カップ使用
3. ポリ袋に小麦粉を入れて2を1個ずつ加えて粉をまぶしつけ、バットに並べる
4. フライパンに揚げ油を底から1㎝程度入れて火にかけ、3を半量ずつ揚げる 片面がしっかり焼き色が付いたらひっくり返して揚げる
5. あみに取り出して油を切る
6. 南蛮だれの材料をボウルに入れて混ぜ、5の肉を半量ずつ浸し、絡める

Profile

吉川文子(よしかわふみこ)