今年も残り数時間となりました。
ここ数日、スーパーに出かけるたび、ちょっとずつ材料を買っていましたが、今日はねぎとキャベツと豚肩ロースの塊を2本購入。
来年も肉料理中心の食卓になりそうです(笑)
画像は昨日作ったカスレです。
カスレとはどんな料理?
フランス南部のラングドック地方の伝統料理で、白インゲン豆を塩漬けにした豚肉、ソーセージ、鴨のコンフィなどと一緒にじっくり煮込んだ料理です。
肉は1種類に限らず、ソーセージ、鴨、豚など数種類使われています。
カスレの有名店「レストラン・パッション」(代官山)
日本でカスレが有名な店といえば、代官山にある「レストラン・パッション」。
オーナーシェフのアンドレ・パッションさんは日本のフランス料理界の重鎮でいらっしゃいます。
私が初めてお菓子を習った師匠である近藤冬子先生は、こちらのシェフ・パティシェをされていましたので、パッションさんのお話をよくお聞きしていました。
お店で2月に開かれる「カスレを食べる会」は、毎年話題に上ります。
本格的なカスレ
本格的にカスレを作ろうとすると、まず、材料をそろえるところから大変です。
豚の塩漬けや鴨のコンフィを作るだけでも数時間〜数日かかってしまいます。
それから材料をじっくり煮込んで、最後はオーブンで焼いて仕上げます。
取り掛かるのにはそうとう気合が要りそうですね。
レストラン・パッションのカスレを家庭で味わう
なので、本格的なカスレをどうしても食べたい!
と思ったら、やはりレストラン・パッションに行って食べたくなりますよね。
なんと、通販もされていました。
偶然見つけて私も驚いています。
年末年始料理のごちそうにカスレを食べる
カスレがいかに素晴らしい料理で、作るのに手間暇がかかるかがわかったところで、私ができる方法でカスレを楽しむことにしました。
バットに材料を入れて焼くだけ、かんたんカスレ
本来は、数種類の肉と豆を時間をかけてじっくり煮込む料理ですが、バットに材料を入れてオーブンで1時間ほど焼いて仕上げました。
カスレを手軽に作るポイント
肉は1種類
豚バラ肉の塊だけで作ります。
缶詰のミックスビーンズを使用
白インゲン豆を煮るところからでは時間がかかるので、缶詰を使いました。彩と私の好みでミックスビーンズをチョイス。
フライパンでサッと煮てオーブンで1時間焼く
本来は厚手の鍋で1時間半以上じっくり煮込んだものを耐熱皿に移してオーブンで20分ほど焼きますが、これと反対のことをしてみました。
煮込みはフライパンでさっと煮るだけで済ませて、バットに広げ、オーブンで1時間じっくり焼きました。
料理につきっきりになる時間が減ってかなり楽に作ることができました。
かんたんカスレを食べてみた感想
オーブンでじっくり焼いたせいか、味が凝縮してとてもおいしかったです。
材料も気心の知れたものばかりでしたので、食べやすい味に仕上がりました。
次回はソーセージやベーコン、鶏の手羽元などを加えて作りたいと思います。
一年間、アトリエ日記をご覧くださいまして、どうもありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いします。
どうぞよいお年をお迎えください。
かんたんカスレ レシピ
材料
豚ばら肉塊 1本(400g)
塩 小さじ1.5
胡椒
オリーブオイル 大さじ1
にんにく 1片
玉ねぎ 1個
人参1本
白ワイン 1/2カップ
トマトペースト 1個
ブーケガルニ 1個
水 150ml
ミックスビーンズ 1缶
ガラムマサラ 少々
作り方
- 豚肉は水気を拭いて2㎝厚さに切り、フライパンに入れる。
- 玉ねぎは薄切りにし、人参は皮を剥いて5㎜厚さの輪切りにする。にんにくは粗みじん切りにする。
- フライパンの肉に塩、胡椒をまぶしてオリーブオイルを加え、強めの中火でこんがりと焼き色がつくまでしっかり炒める。余分な脂を拭き取って②を加え、更に炒める。
- 白ワインとトマトペースト、ブーケガルニを加えて煮立たせ、水を加えて2~3分煮込む。
- ミックスビーンズを汁を切って加え、ガラムマサラを加える。軽く煮てバットに移し、160℃のオーブン(石窯)下段で1時間焼く。