今年もお菓子教室の生徒さんからお庭で採れた夏みかんをいただきました。
今年は特に豊作だったそうで、数えてみたら、なんと68個!!
嬉しい悲鳴です。
いつもありがとうございます!
早速その日の夜から、夏みかん仕事をスタートしました。
マーマレードの試作スタート
まずはマーマレードから。
毎年作っているのは主にピールでしたが、ピールよりもお菓子や料理に使う機会が多いので、今年はまず、マーマレードに特化してやってみよう、と決めました。
1回に夏みかん2個を使う程度の分量なので、気軽に始められます。
試行錯誤中です
過去のマーマレードレシピをあっちこっちのファイルから検索でかき集めたところ、すごくおいしい、と書かれていたものを見つけました。
それで作ってみたら、確かに美味しくできたのですが、ちょっと苦味が気になりました。
そこで、翌日、今度はネットで見つけた新たなレシピを参考に、2回試作をしてみたところ、1つは酸味が強く、もう一つは苦味がかなりきつくなってしまいました。
苦味と酸味
うーん、やっぱり最初のが一番よかったな、
と思ったのですが、今日、しつこく4回目の試作をしました。
これまでとは違って水が全く入らないレシピでした。
酸味がキツくならないかな、という心配をよそに、今回は酸味も苦味もほとんどなく、しかも夏みかんの風味がいちばんよく出ていました。
翌日にならないとまだわかりませんが、苦味、酸味が強すぎないのはとても好感が持てます。
先ほどこれまでの試作の4倍量、8個分の夏みかんの下処理を済ませたところです。
明日また再試作してみようと思います。
マーマレードでパウンドケーキ
苦味や酸味が強いと言っても、お菓子に使うならそのくらいの方が生地とのバランスもよかったりします。
酸味の強かったマーマレードで、早速夏みかんパウンドを焼いてみました。
卵黄たっぷりほろほろパウンド
ちょうど卵黄がたくさんあったので、卵黄多めの生地にしたところ、断面がきれいなオレンジ色に仕上がりました。生地にはマーマレードを練り込んでいないのにこの鮮やかさ!
食べてみましたら、まろやかな甘さの軽い生地にマーマレードがアクセントになって美味しく焼き上がりました。
ほろほろの崩れるような食感は、卵黄の多い生地ならでは。
卵黄が取り分け多いので、なかなかご紹介しにくいレシピですが、生地がおいしかったです。