オーブン料理

サクサク!折り込みパイでミートパイ パイシートでも作れます


今日は友人ご家族が赤ちゃんを連れて遊びにきてくれました。
ママと赤ちゃんの可愛さにすっかり癒されました。

ランチに作ったのが、ミートパイ。

肉の旨味と出てくる脂を下に敷いたかぼちゃが吸ってパイはサクサクに!
パイとの一体感も楽しめます。

豚バラ肉の甜面醤煮

パイのフィリングは、甜面醤で炒め煮にした豚バラ肉です。

これだけで食べてもおいしいので、大きな塊肉を買ってきて、作り置き用に多めに作りました。

脂の多いバラ肉ですが、お酢も加えて煮るので柔らかく、さっぱり仕上がります。

甜面醤

味噌や砂糖、ごま油などが材料になった、甘味噌風の中華調味料で、
北京ダックや回鍋肉、麻婆豆腐など、おなじみの中華料理にも使われています。

ない場合は赤みそ、砂糖、ごま油を混ぜ合わせると似たような味付けができます。

私が使っているのは先日お話したXO醤と同じyouki食品のものです。

ユウキ 甜面醤(中華甘みそ) 500g

かぼちゃのXO醤サラダ レシピ 明日はハロウィンですね。 今月はかぼちゃの料理やスイーツをいくつかご紹介していますが、 今日は私の大好きなかぼちゃサラダです。 ...

レシピ

とても喜んでいただけたので、レシピを書いておきますね。

パイ生地のレシピはまた別の機会に。
今回はパイシートで作るレシピをご紹介します。

材料 4人分

冷凍パイシート 4枚
かぼちゃ 1/8個
塩、こしょう 少々
豚バラ肉の甜面醤煮・・・作りやすい分量(多め)になります
・豚バラ肉 700g
・塩 小さじ1
・にんにく 1片
・酢 大さじ2
・きび砂糖 小さじ1
・甜面醤 大さじ1
塗り卵 適量

作り方

  1. かぼちゃは種を取り、4~5㎝角に切って水をくぐらせる。耐熱皿にのせ、ラップをかぶせて600Wの電子レンジで4~5分加熱する。皮を除いてフォークでつぶし、塩、こしょうをふり混ぜて冷ます。
  2. 豚バラ肉は2㎝角くらいのそぎ切りにして塩小さじ1をまぶして5分ほどおく。
    にんにくは半分い切って芽を除く。
  3. フライパンに油を熱し、②を加えて炒め、出てきた脂をふき取る。酢を加えて煮立たせ、きび砂糖、甜面醤を加え、蓋をして10分くらい蒸し炒めにする。
  4. 脂がたくさん出てくるので、ざるに空け、脂を切って冷ます。
  5. パイシートを15㎝角に切り、それぞれ縁に溶き卵を塗り、反面に①を1/4量ずつのせてペーストを上から押さえて生地に密着させる。
  6. かぼちゃペーストの上に④の肉を3~4切れずつのせ、もう片面をかぶせて縁をくっつけ、フォークで押さえる。表面にナイフで2~3か所切り込みを入れる。
  7. オーブンシートに並べ、表面全体に溶き卵を塗り、210℃に予熱したオーブンに入れて30分焼く。

コツとポイント

  • かぼちゃと豚バラ肉の甜面醤煮はどちらも完全に冷まします。温かいとパイ生地のバターが溶けて層になりません。
  • パイシートはよく冷やしておいてください。固すぎる場合は手のひらで挟むと柔らかくなります。
  • 折り方は三角でも四角でもお好みで。
  • 210℃で最後まで焼くと焦げる場合があるので、20分経過したところで一度庫内の様子を見て、200~180℃に下げて焼いてください。
  • パイ生地だけでかなりのボリューム感が出るので、中に詰める肉は脂を切っていますが、お好みで脂を残してもOKです。

パイ料理

折り込みパイを作って焼き立てをお出しすると、どなたにも喜んでいただけるので、
パイは我が家のおもてなし料理の定番となっています。

私自身、パイ生地、それも折り込みパイが作るのも食べるのもほんとに好きなので、
肌寒くなる丁度今頃、よく作ります。

パイの中身

パイの中身を変えればいろいろな料理にアレンジが効くのでとても便利。
今まで作ったパイの中身を思い出してみました。

挽肉

いわゆるミートパイはこちらですよね。
肉だねを作って生の状態で詰めて焼きます。

サーモン

サーモンパイは以前レッスンでも紹介したところ、好評でした。
電子レンジで軽く火を通したサーモンを詰めて焼きます。

ドライカレー

ひき肉と玉ねぎ、にんじん、ピーマンを炒めてカレールーとウスターソースなどで味付けして作った
ドライカレーを詰めて焼きます。

チキンクリーム

とろりとした鶏のクリーム煮をパイ生地に詰めて焼き上げます。

ポットパイ

チキンクリーム煮を耐熱容器に入れ、折り込みパイで蓋をして焼けばポットパイになります。
ビーフシチューやカレーで作ってもおいしいです。

パイ生地を使った料理は温まりますし、ご馳走感もあるので、これからの季節にはいいですよね。

成形の仕方は同じでも、中身を変えると楽しみ方の幅が広がるので、お試しください。

Profile

吉川文子(よしかわふみこ)