レッスンの教材用に台湾カステラ(バナナ)の動画を撮っていました。
ひび割れ
久しぶりに作るので多分失敗するだろうな、と思って作ったら、案の定、1度目は表面が大割れしてしまいました。
過去レシピの注意書きをしっかり読んで再チャレンジ。今度はきれいに焼き上がりました。
正直、ひびが割れても割れなくても味や食感にほとんど差はないのですが、レッスンするからには、ここはきっちりきめておかなければなりません。
ひび割れの要因として、オーブンによるところが多いのかな、と思っていました。
以前はコンベクションだとどうしても上手くいかなかったので、書籍の撮影のため、わざわざ上下ヒーターのオーブンを購入して作ったほどです。
ところが今回、ファンが激しく回るガスオーブンで焼いてみたら、あっさり成功してしまったのです。
このあたり、本当になぞです。
ただ、台湾カステラのコツはいくつかあるので、レッスンではそれらをお伝えしたいと思います。
台湾カステラの型
大きさ
型もいろいろ使ってみましたが、よくあるキャビネサイズのバットだと高さがなさすぎて、今一つ、らしさが出ません。
本場台湾では、大きな箱型の型で蒸し焼きにしているので、やっぱりある程度の大きさと深さはあったほうがよいと思います。
材質
台湾カステラは湯煎でしかも長時間焼くので、水に強いものがおすすめです。
ブリキだと錆が生じやすいので、火通りは劣りますが、ステンレスか樹脂加工がおすすめですが、持ちを考えるとステンレスでしょうか。
つなぎめ
これも湯煎焼きする上でのポイントなのですが、パウンド型や箱型の型で角につなぎめがあると、お湯が侵入してくることがあります。
底をしっかりアルミホイルなどで覆っても、わずかな侵入は避けられないので、できればつなぎめがないものを選んだほうがいいと思います。
ウィルトン9インチベーカー
私が家で台湾カステラを焼くときに使っているのはこちら。
密閉容器なのですが、蓋が盛り上がっているので撮影用にケーキを焼いて保存しておくときなど、とても便利。8個持っています。
保存だけでなく、焼き型としてもすごく優秀なのです。
スクエア型のシフォンや台湾カステラをこれで焼くと、ふっくらボリューム満点に焼き上がります。
ぐりとぐらの台湾カステラ
ウィルトンの9インチベーカーを使って2回焼いた後、バナナが少し余ったので、それに合わせた分量でもう一台作りました。
おまけ程度のつもりだったのですが、まるでぐりとぐらのカステラのような心惹かれる形に焼き上がりました。
ぐりとぐらの台湾バナナカステラ レシピと動画
動画は型に流し入れた後、焼成から取り出し、切り分けまでの約3分の動画になります。生地を作る工程は含まれません。