「土居珈琲初めてのセット」をいただいてから、
すっかりこちらのファンになり、ご提供いただいた後、すでに2回注文しています。
初めてのセットで飲んだ土居珈琲不動の人気No. 1銘柄「グァテマラ・カペティロ農園」は我が家でも不動の人気でしたので、2回とも注文。
他に1種類ずつ別の種類を注文しました。
甘いブレンド
1回目に注文したのが「甘いブレンド」です。
こちら、グルメ雑誌の料理王国の「料理王国100選」に今年も選ばれています。
甘い、という言葉に惹かれて購入しました。
土居博司さんが、40年以上の試行錯誤の末たどり着いた、ビターチョコレートのような甘みを感じる毎日飲んでも飽きのこない味が表現されています。
土居珈琲の説明書きによく出てくる「きれいな味わい」とはどういうことかな、と思っていたのですが、こちらをいただくとそれがよくわかります。
飲みやすく、どんな料理にも合うブレンドコーヒーです。
再びグァテマラ・カペティロ農園
甘いブレンドはくせがなく、すっきりとした味でおいしかったのですが、グァテマラ・カペティロ農園に比べ、印象がやや薄く感じられました。
それほどインパクトがあり、クセはないのにクセになってしまうのがこちらの銘柄なのかな、と思います。
上品さと力強さを併せ持ち、淹れているときから飲み終わるまでの時間を大事にしたくなるコーヒーです。
グァテマラ・カペティロ農園に合わせたいお菓子
上質なコーヒーにはそれに合わせてお菓子も特別に用意したくなります。
私がこのコーヒーに合わせたのはショコラと和栗のモンブランです。
アラン・デュカスのショコラ
12月1日にアラン・デュカスのアドベントカレンダーをプレゼントしていただきました。あまりに素敵で食べるのが惜しくなってしまったほどです。。。
というのは最初だけで、毎日しっかりいただきました。
深いカカオの風味とコーヒーが口の中で溶け合い、極上のコーヒータイムが楽しめました。
ホームメイド和栗のモンブラン
そして和栗のモンブランは自家製です。
市販の和栗のペーストにホイップクリームを混ぜて和栗クリームを作り、それを2時間かけて焼き上げたメレンゲとホイップクリームに合わせて組み立てます。
グァテマラ・カペティロ農園の甘さと苦味、酸味のバランスの取れたすっきりとした味わいが、まったりと甘いモンブランのクリームやメレンゲの後味をきれいに押し流してくれるようで、コーヒー、モンブラン、コーヒー、のループを永遠に続けたくなるような組み合わせでした。
ブラジル アマレロ
2回目に頼んだのが「ブラジル アマレロ」という銘柄です。
こちらを注文する前、土井珈琲さんから次のようなニュースレターが届きました。
あんこと相性の良い銘柄
「和菓子とコーヒーは相性がよい」と常々考えていました。コーヒーは欧米から来た文化です。
ですから、いっしょに食するのはケーキなどが定番。
もちろん相性はいい。
この場合、ケーキがもつ強い甘味に負けない強い苦味をもつ銘柄をあわせることが定番となります。これは、ケーキで使われている生クリームなどの動物性の油脂分を口のなかから流すことも目的としています。
“あんこ”は、植物からつくりだされるお菓子です。
上質なものほど、甘味も強く主張するのではなく繊細さを感じさせてくれるものとなります。強い苦味は、この繊細な甘味を打ち消してしまいます。
いっしょに楽しむことを考えるのであれば、ワインのマリアージュのように互いのよさを引き立て合うことから考えたい。
その考えから、オススメしたいのが「ブラジル アマレロ」です。
ボンジャルディン農園によってつくられた「アマレロ種」という品種の銘柄。ブラジル アマレロ
通常、コーヒーの実は熟すると赤くなりますが、この品種のコーヒーの実は、完熟すると黄色く染まります。オススメする理由は、この品種のもつ独特な甘味によります。
口にしたときに感じる甘味は、強く主張するものではなく、ほかの味わいをそっとささえ引き立たせる“名脇役”を感じさせるものです。こちらの銘柄は、その甘さと柑橘系のフルーツを感じさせるさわやかな酸味とともにほろ苦さが加わるよう、深煎りの「フルシティロースト」で仕上げます。
あんこ好きとしては、見逃せないお手紙です。
早速注文しました。
土居珈琲の豆は、封を開けるまでもなく、箱を開く前からすでにうっすらコーヒーの香りが漂ってきます。
それは今回も変わらず。
美味しさのわかっているグァテマラ・カペティロ農園はとりあえずおいておき、ブラジル アマレロをアメリカンで淹れてみました。
袋を開けるとフワッと燻製香のような香りが立ち上り、お湯を注ぐとコーヒーの粉が大きく膨らみます。焙煎したばかりの鮮度のよいコーヒーである証です。
飲んでみるとコクが際立っているのに驚きました。口の中でいろいろに変化する、というよりは、ストレートにコーヒーの味わいが伝わってきます。
すっきりとした苦味がまた心地よく、苦味は苦手なはずなのにすっと受け入れられました。
酸味は全く感じません。
こちらのコーヒーは甘味が突出しているようなのですが、不思議とそれには気づきませんでした。多分、全体のバランスがすごくいいのだろう、と思います。
ブラジルアマレロ 私の抽出レシピ
アメリカーノではなく、こちらはアメリカンで抽出したレシピがおいしかったです。私はかなり薄いコーヒーが好みですのでご了承くださいませ。
材料 1人分
ブラジルアマレロコーヒー(中挽粉) 7g
熱湯 210g
抽出方法
- コーヒー粉をフィルターをセットしたドリッパーに入れ、カップにのせる
- 熱湯を20g注いで10〜15秒蒸らす
- 残りの熱湯を5〜6回に分けて注ぎ入れる
- 最後のコーヒーが落ち切る前の泡が残ったところでドリッパーをカップから取る
ブラジル アマレロに合わせたお菓子
あんこに合うコーヒーということで、届く前から準備しておいたのが「小豆のタルト」です。
コーヒーに合わせるなら和のエッセンスを取り入れた洋菓子が一番合いそうな気がしたのです。
一緒に食べてみると、バターとアーモンド、そして小豆の風味は、苦味の強すぎないまろやかなコクを持ったこちらの銘柄にぴったりでした。
土居珈琲4銘柄のコーヒーをのんでみて まとめ
初めてのセットに続く、2回の注文を通して土居珈琲さんのコーヒーを4種類試しました。
- エルサルバドル ラ・レフォルマ農園
- グァテマラ・カペティロ農園
- 甘いブレンド
- ブラジル アマレロ
一つ言えるのは、土居珈琲のコーヒーをいただいて、これまでのコーヒーに対するイメージが大きく変化したことです。
それまでは酸味のないコーヒー豆を探すことにとらわれていましたが、それよりも全体のバランス、豆の持つ豊かなコクと風味、そして何よりも鮮度が大事なんだな、と学びました。
コーヒーの世界は奥が深いですね。
土居珈琲の年内発送は、明日12月28日17時までの受付分となっています。
年末年始は家族やお友達との集まりも多い時期です。
おいしいコーヒーと共にゆっくり過ごされてはいかがでしょう。