今日も風が冷たく、寒い一日でしたが、今週末からようやく気温も上がり、春めいてくるそうですね。
春はむくみやすい季節
春になるとなんだか身体がだるくて重たいな〜、
そんなふうに感じたことはありませんか?
春にむくみやすくなる原因
春は気圧が下がるため、リンパの流れが滞って体内に水分を溜めやすくなることが原因だそうです。
そして、冬から春に変わるこの時期、日中は暖かくなるものの、まだまだ朝晩は冷え込みます。
この寒暖差が自律神経に影響を及ぼすこともむくみにつながるとのことです。
むくみに効く苦味のある食材
むくみを感じたら、苦味のあるものを摂るといいそうです。
苦味と聞くと、えっ、苦いのはちょっと。。。
と敬遠されそうですが、菜の花など、ほろ苦さが魅力の野菜もいっぱいありますね。
ポリフェノールとカリウム豊富な春菊
鍋物に使われることの多い春菊もほろ苦さに特徴のある野菜ですよね。
この苦味の原因はポリフェノール。
良薬口に苦し、とはよく言ったもので、老化防止や血液をサラサラにする効果のある成分が苦味につながっていたのですね。
そして、春菊にはカリウムも豊富に含まれ、むくみ解消にはぴったりの野菜です。
春菊と新玉ねぎのスープでむくみを解消
栄養豊富な春菊を使って、この時期にぴったりなスープをご紹介します。
春菊さっとゆがき、あくをとって食べやすく
最近の春菊は生で食べられるものも出てきて、昔に比べるとアクも少なくなっていると聞きます。
が、「春菊はあくが強いから、食べすぎるとシミになる。」
と、70代の母から何度も聞かされてきた身としては、やはりあくは気になります。
熱湯でさっとゆがくとあくが取れ、苦味も軽減されて食べやすく仕上がります。
新玉ねぎとベーコンで春菊の苦味と青臭さを和らげる
ポイントはベーコンの脂と新玉ねぎの甘さです。
これらを一緒に炒めることで春菊特有の青臭さはほとんど感じられなくなり、乳製品不使用でも美味しく仕上がります。
お酢で味を引き締めて色鮮やかに
最後に酢を少々。時間の経過による変色を防ぎ、味も引き締まります。
乳製品不使用ですっきりした味に
あくを除いた春菊の味をしっかりと引き出し、すっきりした味にしたかったので、牛乳や生クリーム、バターなどの乳製品は使っていません。
乳製品でマイルドなスープにアレンジ
炒めるオリーブオイルをバターに、加える水の半量〜1/3量を牛乳にすると、マイルドな仕上がりに。
仕上げに生クリームを少し回しかけてもいいですね。
春菊と新玉ねぎのスープ レシピ
材料 5~6人分
春菊 2袋
新玉ねぎ 1個
ベーコン(薄切り) 110g
オリーブオイル 大さじ1
水 4カップ
鶏がらスープの素 小さじ1強
酢 小さじ1
塩、胡椒
作り方
- 春菊は根元を切って茎と葉の部分に切り分ける。熱湯でさっと湯がいて冷水に取り、ざるに空けて水気を切る。3~4㎝長さに切る。
- 新玉ねぎはスライスする。ベーコンは4等分に切る。
- フライパンにベーコンとオリーブオイルを加えて炒める。脂が出てきたら新玉ねぎを加えて2~3分炒め、春菊を加えて更に炒め、塩小さじ1と胡椒を振る。
- 水と鶏がらスープの素を加えて煮立たせ、3分ほど煮込んで酢を加え、塩で調味する。
ベーコンの半量を取り置き、残りをハンディーブレンダーでなめらかになるまで攪拌する。 - 器に盛り、取り置いたベーコンを浮かせる。