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自家製ミンスミートで作る「クリスマスクグロフ」(コトラボ阿佐ヶ谷)


今日はオレンジページのコトラボ阿佐ヶ谷にて、講座を開催いたしました。

お昼と夜の2回、たくさんの方にお越しいただきまして、
どうもありがとうございました。

お一人一台ずつ作っていただいたのですが、皆さま、きれいなクグロフを完成させてくださり、感動でした。

また、各テーブルを回りながら、デモを行ったときに、ここをもう少し説明したらよかった、など、
気づかさせる部分も多々あり、今後の課題とさせていただきたいと思います。

クグロフ型を使ったケーキをもっと知りたい、とおっしゃってくださった方もいらして、またご紹介できる機会があれば嬉しいです。

クリスマスクグロフ

クグロフはブリオッシュのようなイースト菓子ですが、
クグロフ型を使ったケーキ全般を指して「クグロフ」と呼ばれています。

今回は自家製ミンスミートを加えたフルーツケーキをご紹介しました。

ミンスミート

ミンスミートとは

ご参加くださった方が一番興味を示してくださったのが、ミンスミートでした。

イギリスで昔から親しまれているミンスミートは、もともとは冬の間、肉を保存するためのものでした。
肉にドライフルーツやナッツ、スパイスを加えて保存し、クリスマスに食べるミンスパイに詰めて焼かれてきました。

時代が流れ、次第に肉は入れられなくなり、ドライフルーツやスパイス、バターや植物油が使われるように変わっていったそうです。

ミンスミートは、イギリスのスーパーマーケットなどで瓶詰にして売られていますが、家庭でもクリスマスの1~2か月前から仕込まれ、
ミンスパイやフルーツケーキに使われています。

オリジナルの自家製ミンスミート

今回ご紹介したミンスミートは、これまでに試作してきたものの中から最新のレシピになります。
何度でも作っていただける味と手軽さを追求しました。

レシピの特徴

  • ドライフルーツだけでなく、フレッシュフルーツも加えました。
  • 加熱して仕上げます。
  • 油脂は入っていません。
  • スパイスは2種類で作れます。
  • スーパーで手軽に手に入る材料だけで作れます。
  • 分量は作るのに負担のない、大き目のジャムの瓶1瓶程。
  • 電子レンジで作れるとっても手軽なレシピです。

皆さまから好評いただけて、嬉しかったです。

クグロフ型

クグロフ型で作るメリット

クグロフ型を使ったケーキは、見た目の華やかさに加え、真ん中に筒があるので、火通りがよく、冷めるのも早い、というメリットも。

おすすめクグロフ型

フォルムの美しさ、型抜きにしやすさで断然おすすめなのが、松永製作所さんのクグロフ型です。

オレンジページの誌面に掲載されたクグロフ、今回の講習で作ったクグロフ。
合わせて30台は焼きましたが、欠けた部分があったものは1つもありませんでした。

長年クグロフを作り続けてきた私にとって、驚異的ともいえる結果です。

やはり、松永さんの型は素晴らしい!
との認識を新たにしました。

久し振りのコトラボ講習会

コトラボさんでの講座は今回で3回目になります。

前回が2018年の9月でしたので、お伺いするのはおよそ2年ぶりでした。

同じ年の4月には、「生シフォンケーキ」で講座をさせていただきました。

毎回、スタッフの皆さまの手際の良さとお心遣いには感激です。

どうもありがとうございました。