年末に買っておいたビールが1缶あったので、それで煮込みを作りました。
坂田先生のビール煮に感動
ビール煮込みを始めて口にしたのは、坂田亜希子先生の講習会でした。
どんな味になるのか想像がつきませんでしたが、食べてみて美味しさと肉の柔らかさに感動しました。
以来、ビール煮を作るようになったのですが、ビールの種類はどんなものがいいのか、など、いろいろ疑問も湧いてきましたし、そもそもなんでビールで煮込むとおいしくなるのか、不思議でした。
ビールで煮込むメリット
ずばり、ビールに含まれる炭酸が肉を柔らかくします。
鶏手羽元のコーラ煮など、炭酸で煮込む料理は他にもありますが、炭酸によって肉質が柔らかくなる上、旨味が引き出されておいしくなる、というメリットがあるからです。
そして、ビールで煮込むことで味わい深い料理に仕上がるのは大きなメリットですね。
ビールのアルコール分はどうなるか
ビール煮といっても、長時間(30分以上)煮込むことで、アルコール分は飛ばされます。
ただ、アルコールに弱い方や妊婦さんなど心配な方は、ビールだけで煮込むのではなく、水と半々にして煮込まれるとよいでしょう。
こちらのレシピでも水を足して煮込んでいます。
ビール煮は苦いの?
ビール煮と聞いて、私が一番心配だったのがこれです。
結論から言いますと、心地のよい苦味が残ります。
苦味が前面に出てくるのではなく、後味に感じられる程度です。
ただ、ビール煮は中途半端に煮込むと嫌な苦味が残るので、厚手の鍋で1時間半以上じっくり煮込むのがおすすめです。
フライパンで時短ビール煮
ですが、今日は諸事情により、フライパンひとつで煮込み時間30分で作れるビール煮にしました。
ビールだけで仕上げるのではなく、水を足すことで、苦味が感じられにくく、マイルドになります。
ビール煮に向くビールとは?
どんなビールでも構いません。
ビール煮にはエールビールが合う、と聞いて私が使ったのは、エビスプレミアムエールでした。
濃厚な味わいの「黒ビール」などもおすすめです。
また、ベルギーにはカルボナータという牛肉をビールで煮込んだ伝統郷土料理があり、飲むビールと同じビールを使って作られるそうです。
りんごのすりおろしでマイルドなビール煮に
苦味がほとんど残らない、とはいえ、万が一に備え(?)、りんごのすりおろしを加えてみました。
食べやすくマイルドに仕上がった上、りんごの酸で肉がさらに柔らかくなりました。
鶏もも肉の時短ビール煮込み レシピ
材料
鶏もも肉 3枚
塩 小さじ1.5
胡椒
玉ねぎ 1個
オリーブオイル 大さじ1
クローブパウダー、シナモンパウダー 各少々
はちみつ 大さじ3
ビール 350ml1缶(エビスプレミアムエール)
水 1カップ
りんご 1/4個 皮を剥いてすりおろす
作り方
- 鶏肉は50℃の湯で洗い、水気を拭いて余分な脂身を取り除く。塩、胡椒をまぶしつけ、フライパンに皮目を下にして並べる。
- オリーブオイルを加えて、強火で皮目にしっかりと焼き色を付ける。途中から蓋をするとよい。
- 皮目に焼き色がついたらひっくり返し、出て来た脂を半分くらいふき取り、粗く刻んだ玉ねぎを加えて炒める。
- クローブとシナモン、はちみつを加え、ビールを注ぎ入れる。沸騰したらあくを取り、蓋をして弱火で12~13分煮込む。途中で肉の上から煮汁をかける。
- 水とりんごのすりおろしを加えて煮立たせ、あくを除き、蓋をして12~13分煮る。
- 蓋を取って7~8分、煮汁を鶏肉にかけながら仕上げる。
サニーレタスの柚子ドレッシング
柚子ドレッシング
柚子果汁 1/2個分
はちみつ 小さじ1
酢 小さじ1
オリーブオイル 大さじ2
塩 少々
人生初のぎっくり腰になりました。
オーブンの位置を変えようと持ち上げたところ、経験したことのないねじれるような痛みが腰に走り、その場で動けなくなりました。
これはまずい、と痛みに耐えながらも連休明けの教室のことが頭に浮かび、すぐに鍼灸院の先生に連絡したところ、診てもらえることになりました。
今日ようやく起き上がれるようになり、ほっとしています。
この寒さですので、皆さまもどうぞお気を付け下さいね。