9月に入ってからも暑さが続きますね。
この蒸し暑さのせいか、最近カレーをよく食べています。
といっても、煮込むのに時間が掛かるのは大変。
そこで今日ご紹介するのが
煮込み時間5分で作れる時短カレーです。
私が普段、時間がないときによく作っているものを3つご紹介します。
えびのレッドカレー
えびの風味を活かすため、カレー味が前面に出てくるのではなく、
ちょっと複雑な味にしたかったので、ルーは使わず、カレー粉も少量にしました。
代わりに家にあるスパイスで、カレーに合いそうなものをいくつか選んで深みを出しました。
隠し味にマーマレードと醤油を少々。
マーマレードはチャツネを入れるつもりで加えてみました。
フレッシュトマトとトマトジュースで赤く仕上げたので、激辛ではないものの、
爽やかな辛さが後からやってきます。
レシピ
材料
エビ(ブラックタイガーやバナメイエビなど)150g
シェリー酒(または酒)大匙2
塩、コショウ 各少々
チリペッパー 小匙1/2
サラダ油 大匙1
にんにく 1片
生姜 1片
クミンシード 小匙1
玉ねぎ 1個
塩 少々
a トマト 1個
aトマトジュース 1カップ
aカレー粉 小匙1
aコリアンダー 小匙1
マーマレード 小匙1
醤油 小匙1
下準備
- えびは殻をむいて背ワタを取り、塩、片栗粉、水各適量を加えてもみ、流水で洗って汚れを落とし、水気を拭き取る
- にんにく、生姜はみじん切りにし、玉ねぎは繊維にそって薄くスライスする。
- トマトはへたを除いて縦4等分に切る。
作り方
- えびをボウルに入れてシェリー酒、塩、こしょう、チリペッパーをもみ込む。
- フライパンにサラダ油とにんにく、生姜を加えて中火にかけ、炒める。香りが立ったら玉ねぎを加え、途中で軽く塩を振って薄く色づくまで炒める。
- 1とaを加えて5分ほど煮込み、トマトの皮を取り除き、マーマレードと醤油を加えて味を調える。
マンゴーカレー
きっかけは千疋屋
その名の魅力にひかれ、イメージを膨らませながら自己流レシピで作ってみたら、
辛さが苦手な娘にぴったりな、フルーティーで食べやすい味に仕上がりました。
マンゴーピュレ
はじめはお菓子に使って残ったアルフォンソマンゴーのピュレで
作ったのですが、
Vijay アルフォンソ マンゴー パルプ (ピューレ) 850g
今日はお手頃価格で手に入るフィリピンマンゴーのピュレです。
アルフォンソに比べるとあっさりしていてこれはこれで美味しいので、
両方を使い分けています。
フレッシュマンゴーはもちろん、冷凍や缶詰のマンゴーでもいいですね。
マンゴーカレーの使い道
肉などの具材は入れずにカレーソースのようにすることで、オムレツにかけたり、
肉を焼いてソースを絡めたりと、いろいろに使いまわすこともできます。
うちではご飯の上にアボカドとローストビーフをのせ、マンゴーカレーをかけた
スタイルが人気でした。
レシピ
材料
玉ねぎ 2個
塩 小匙1/2
サラダ油 大匙1
人参 1本
にんにく 1/2片
サラダ油 大匙1
クミンシード 大匙1
カレー粉 小匙大盛り1杯
シェリー酒(または白ワイン)大匙2
トマト 大1個
コンソメ 小匙1
マンゴーピュレ 200g
カレールー 1片
下準備
- 玉ねぎは薄くスライスし、人参とにんにくはみじん切りにする。
- トマトは皮を湯むきしてざく切りにする。
作り方
- 玉ねぎ、塩、サラダ油を耐熱ボウルに入れてレンジ対応の蓋かラップをかぶせ、600Wの電子レンジで6分加熱。蓋を取って更に4分加熱する。
- フライパンに1と人参、にんにく、クミンシード、サラダ油を入れて炒め、しんなりしたらカレー粉を加えて炒める。シェリー酒を加えて強火でアルコール分を飛ばす
- トマト、コンソメを加えてしばらく炒めてからマンゴーピュレを加え、とろみがつくまで5分ほど煮詰める。
- カレールーを加えて溶かし、ひと煮たちさせて火を止める。
ゆで豚のクイックカレー
最後に、クイックカレーと名乗りつつ、ちょっとルール違反な時短カレーをご紹介します。
時短のための作り置き
ルール違反というのは、まずゆで豚と香味ペーストの2つが作り置きしてある、
ということが前提での煮込み時間5分だからです。
どちらもいろいろな料理に展開できるので、重宝しています。
作り置き① 香味ペースト
にんにく、玉ねぎ、人参をみじん切りにして炒める、
レシピの中によく出てくる言葉ですが、これが最初から作ってあったら…
楽ですよね?
そう思って作り置きするようになったのが、香味ペーストです。
最初はにんにくと玉ねぎ、人参だけでだったのですが、余っていた
ピーマンも入れてみたところ、さっぱりとした味にまとまりました。
うちでは200gずつ小分けにして冷凍しておくのですが、この作り置きで
料理がとても楽になりました。
香味ペーストの使い道
カレーのような煮込みにはもちろん、オムレツの具材にしたり、ピラフやハンバーグに
加えたり、パスタやラザニアなどミートソースを使った料理全般に使えます。
レシピ
玉ねぎ 大3個 800g
人参 3本 400g
にんにく 1~2片
ピーマン 2個 100g
a 塩 小匙1
aサラダ油 大匙1
a水 大匙4
aコショウ 少々
- 玉ねぎと人参は皮を剥いて適当な大きさに切る。ニンニクは半割にして芽を取り除く。ピーマンは半割にして種とワタを取り除き、残った白い部分を丁寧に削ぎ落して3~4等分する。
- 1を合わせてフードプロセッサーでみじん切りにする。
- 鍋またはフライパンに2とaを入れて蓋をし、強火で3分蒸し炒めにする。
- 蓋を取ってかき混ぜ、もう一度蓋をして更に3分蒸し炒めにする。
- 蓋を外し、強火のまま水分がなくなるまで炒める。
作り置き② 時短ゆで豚
豚バラ肉を使ったゆで豚は、圧力鍋で作ると短時間でとろとろに。
ゆで豚の使い道
薄く切って醤油とごま油をかける、というのが私の定番の食べ方ですが、
キャベツや青梗菜と一緒に炒めるのもおすすめです。
肉がすでに柔らかく煮えていますので、野菜がシャキッと仕上がります。
そして、ゆで豚と一緒にでき上がるスープがまた美味しいんです。
そのままネギを散らし、ラー油をちょっと垂らしてどうぞ。
コラーゲンもたっぷりです♪
レシピ
豚バラ肉 塊300g
a水 500cc
a生姜の皮 1片分
aにんにく 1片
b水 200cc
b塩 小匙1/2
bコショウ たっぷり
- 肉を4~5等分に切り、aと一緒に圧力鍋に入れて強火に掛ける。圧がかかったら弱火にして8分加圧。そのまま冷ます。
- 圧が下がったらざるに空けてスープと肉に分け、肉だけ鍋に戻す。
- bを加えて蓋をして強火にかけ、再び圧がかかったら弱火にし、10分加圧してそのまま冷ます。
- 香味野菜を取り出し、冷蔵庫で一晩寝かせ、脂の塊を取り除く。
ゆで豚のクイックカレーのレシピ
ゆで豚と香味ペーストができたら、いよいよカレーです。
ベースになるものがすでに出来上がっていますので、完成まであっという間。
カレー・ルーを使わなくても、たっぷりの野菜とバラ肉でこくが出ます。
柚子胡椒で辛さを足しています。
材料
茹で豚 150g
香味ペースト 400g
aトマトジュース 1カップ
a水 1/2カップ
aヨーグルト 大匙5
aコンソメの素 小匙1
aカレー粉 大匙1
aコリアンダー 〃
aクミンシード 〃
a柚子コショウ 小匙1
bケチャップ 大匙1
bウスターソース 大匙1
b塩 適宜
bガラムマサラ 2~3振り
- ゆで豚を1.5㎝厚さに切って鍋に入れ、香味ペースト、aを加えて火に掛ける。
- ひと煮立ちしたらあくを取り、蓋をして中火で5分火を通す。
- bを加えてひと煮たちさせて、味を調える。
カレーの基本スパイス
パウダー?それともホール?
どちらでもお好みでいいと思います。
カレーにとろみをつけたいような場合、パウダーを使うと自然なとろみがつくのでそれで
とろみ加減を調節しています。
クミン
甘い香りがカレーの辛さを引き立てます。
- シード
ギャバン 業務用 クミンシード ホール 袋 100gギャバンを愛用しています。以前、別メーカーで安価で大量に入っているものを購入したことがあるのですが、とげとげした部分が多く、口に当たって失敗でした。
- パウダー
マスコット クミンシードパウダー 22g
コリアンダー
さわやなか後味に。
シードもありますが、家庭ならパウダーがあればいいかな、と思いました。
マスコット コリアンダシードパウダー 22g
クローブ
粒なら1~2個、パウダーならひとつまみ加えるだけでエキゾチックな味に。
- 粒 マスコット クローブ 20g
- パウダー マスコット クローブパウダー 30g
チリパウダー
辛味を加えるスパイス。鷹の爪でもOKです。加える量で辛さを調節します。
マスコット チリパウダー 35g
シナモン
お菓子に使うスパイスとしてよく知られているシナモンは、カレーにも合います。
ターメリックパウダー
カレーを鮮やかな黄色にしてくれます。
マスコット ターメリック 30g
ガラムマサラ
様々なスパイスをミックスして作られたスパイスの王様。風味を持続させるには、仕上げに加えるのがおすすめ。メーカーによって配合が異なるので、好みのものを見つけるのも楽しいですね。スペシャルガラムマサラ 創業64年のスパイス商、アナンのオリジナルブレンド。ガラムマサラ カレー粉 カレースパイス スパイスミックス (40g)
カレー粉&カレールー
一般的なタイプのカレー粉とカレールーを使っています。
S&B カレー(赤缶)84g
シェリー酒
ゴンザレス ティオペペ (辛口タイプのシェリー) 750ML 1本
スパイスではありませんが、洋風料理によく使っていて、レシピに白ワインとあったら、
シェリーを入れています。白ワインよりも酸味が立たず、料理に使いやすいのです。
また、アルコール度もワインより高いので開栓後も冷蔵庫に入れておけば香りが
持続するように思います。
甘口と辛口があり、料理には辛口がおすすめです。
まとめ
長時間煮込まなくていいなら、カレー作りがぐっと楽になりますね。
トマトやスパイス、フルーツ、味のベースになるものを加えると、
時短でも味わい深いカレーが楽しめますよ。
よろしければお試しくださいね。