こんにちは。
気温が下がるにつれ、温かい汁物が欲しくなる季節ですね。
一杯の味噌汁で心も体も温まります。
炒め物など、メインを作った後、味噌汁を作るのですが、鍋を出すのがつい億劫になって、そのままフライパンで作ってしまいました。
手抜きのつもりでやったのですが、これがメリットだらけで最近は味噌汁だけ作る時でもフライパンを使うようになりました。
フライパンで味噌汁を作るメリット
① 火の通りが早く、時短になる
フライパンは鍋よりも底が広く、熱が均一に伝わるため、具材に火が通るのが早いです。炒めながら加熱できるので、短時間で仕上がります。
② 味噌が溶きやすい
表面積の広いフライパンなら、味噌を全体に落とすことで、素早く満遍なく味噌を溶かすことができます。私は普通の泡立て器を使って味噌を溶かしています。
③ 香ばしさやコクが出る
具材を炒めてから出汁や水を加えることで、油の香ばしさが味噌の風味と調和し、コクのある味わいに。特になすやねぎなど油との相性がよい野菜では、味がぐっと深まります。
④ 洗い物が少なくなる
炒め用と煮込み用の鍋を分ける必要がなく、フライパンひとつで完結します。調理器具を減らせるので、片付けがラクです。
⑤ 水分の蒸発が早く、濃厚な味に仕上がる
フライパンは口が広いため、水分が適度に飛び、出汁や味噌のうま味が凝縮します。とろみや深みのある味噌汁になります。
⑥ 食材を自由にアレンジしやすい
炒める工程を活かして、肉や魚介類、香味野菜などをプラスしやすく、味噌汁というより「おかずスープ」にもアレンジ可能です。
⑦ 煮崩れなし
豆腐など、煮崩れしやすい素材も、フライパンなら重なり合うことがないので、味噌を溶かしても形が綺麗に保てます。
こうしてみますと、フライパン味噌汁は「時短・おいしさ・洗い物減」の三拍子がそろった調理法。
忙しい日でも手軽に、具だくさんで満足感のある一品に仕上がります。
なすと長ねぎのフライパン味噌汁
炒めたねぎの香ばしさと、とろりと煮えたなすの食感が絶妙な味噌スープです。
ごま油の香りがふんわりと広がり、優しい味噌の風味を引き立てます。
具材はシンプルながら旨味たっぷりで、ご飯にもよく合うほっとする一品。翌日の朝のみそ汁としてもおすすめです。
材料
- なす 5本(半分に切って乱切り、あく抜きして水気を絞る)
- 長ねぎ 2本(ぶつ切り)
- 出汁の素 小さじ1
- 水 3カップ
- 塩 小さじ1/2
- ごま油 小さじ2
- 味噌 適量
作り方
- フライパンにごま油を熱し、長ねぎを入れて軽く焼き色がつくまで炒める。なすを加えてさらに炒める。
- 水1/2カップと塩を加え、蓋をして3分蒸し煮にする。
- 残りの水と出汁の素を加え、煮立ったら5分ほど煮込む。
- 味噌を加えて溶かしながら一煮立ちさせる。