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鍋で作るベシャメルソースで失敗しない方法


久しぶりのベシャメルソース作り。
使う予定があって前もって準備しておくことにしました。

基本のベシャメルソースは牛乳10、バター、1、小麦粉1

基本のベシャメルソースは牛乳10に対し、バターと小麦粉が1の割合になりますが、少し濃度を緩くしたかったので、小麦粉の割合を0.9にしました。

鍋で作るベシャメルソース

いつもは電子レンジで最初から最後までつくるところを、今日はきちんと鍋で作りました。

鍋で作るメリット

・ソースに火がしっかり入る
・粉っぽさのないソースになる
・一体感があって分離しにくい

ベシャメルソースを鍋で作るデメリット

・バターと小麦粉を炒めるとき、火にかけすぎると茶色に色づいてしまう
・ソースを火にかけている間は混ぜる手を止めてはならないので、労力が要る
・混ぜてはいても鍋底などから焦げやすい
・手早く混ぜないとだまになりやすい

ベシャメルソース作りの失敗を防ぐ方法

結論から言いますと、ベシャメルソースは鍋で作るよりも、電子レンジで作る方が焦げにくく、だまにもなりにくいので、失敗しにくいです。

鍋で作る際は、次の点に気をつけると失敗しにくくなります。

厚手の鍋を使う

底の薄い鍋を使うと熱が急激に上がるので、焦げやすく、底の厚い鍋は熱の当たりが柔らかく、焦げにくいです。

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泡立て器で混ぜる

混ぜる道具は木べらがいいのか、泡立て器がいいのか、いつも迷いますが、失敗したくないときは泡立て器の方が確実です。

木べらで混ぜる場合、鍋底全体を効率よく手早く混ぜる技術がないと、へらの当たっていない部分が焦げたり、だまになります。

一方、泡立て器ならグルグル混ぜるだけでまんべんなく手早く混ぜることができます。

また、混ぜる手が疲れるならハンドミキサーの低速で混ぜてもOKです。

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牛乳を人肌に温める

牛乳が冷たいままですと、ルーがのびにくく、だまになりやすいです。

冷蔵庫から出したての牛乳は、別鍋か電子レンジを使って温めておきましょう。

ベシャメルソースを作って失敗した時のリカバリー法

とはいえ、失敗してしまったソースを捨ててしまうのはもったいないですよね。
そこでリカバリー法を考えてみました。

バターと小麦粉のルーを焦がしてしまったら

多少茶色になったものは気にせず、そのまま続けます。

かなり茶色くなってしまった場合は、トマトピューレなどを加えてブラウンソースに仕上げましょう。

ただ、完全にルーを焦がしてしまった場合は、あきらめましょう。

この段階ならまだロスが少ないですので、最初からやり直した方が無難です。

ソースを鍋底から焦がしてしまったら

焦げに気づいたら、即座に火からおろし、ソースを別の器に移しましょう。

その際、焦げた部分には触れないように注意します。

鍋を洗うか、別の鍋に移して加熱を続けましょう。

ソースがだまになってしまったら

ざるで裏漉しするとだまを取り除くことができます。

だまを取り除いたソースを再度火にかけて、混ぜながらしっかり火を通しましょう。

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ベシャメルソース レシピ

材料

牛乳 500ml
無塩バター 50g
薄力粉(ふるう) 45g
塩 小さじ1/3
ナツメグ 少々

作り方

  1. 牛乳を耐熱容器に入れて600Wの電子レンジで2分加熱し、人肌に温める。
  2. 鍋にバターを加えて中火にかけ、溶けて泡立ってきたら薄力粉を加えて泡立て器で混ぜながら弱火でふつふつしてくるまで加熱する。
  3. 火を止め、牛乳を少しずつ加えながら混ぜて滑らかにする。最初は塊になるが、牛乳を加えていくうちに滑らかな液状になる。
  4. 弱火にかけ、泡立て器で混ぜながら10分ほど、全体にふつふつと気泡が出てくるまで煮る。
  5. 塩とナツメグを加えて火を止め、バットに空ける。ラップを密着させてかぶせ、冷ます。

Profile

吉川文子(よしかわふみこ)