鍋で作る料理

鳴門骨付き鯛のオーブン焼きとあら汁


家族に好評だった鯛のオーブン焼きをまた作ろうと、買ってきた鯛の切り身。

真鯛のアクアパッツァ風 最近の我が家のヒットメニューです。 いつもは切り身を3切れほど使って作りますが、今日はスーパーで1尾丸ごと切り身になってパック...

パッケージから取り出すと、骨がすごく太くておまけにこぶのようなものまであって、びっくり!

鳴門骨

このこぶはなんなのだろう?
と調べてみたところ、「鳴門骨」と言われる希少価値のあるものらしく、このこぶのある鯛に出合えたらラッキーなのだとか。

食べていいのかどうかちょっと不安でしたが、そういうことだったので安心しました。

画像を撮っておけばよかった、と今になっては思いますが、なんだか怖くて(笑)見ないふりをして圧力鍋にかけてしまったのです。

オーブン焼きとあら汁、どちらもおいしくいただきました。

鯛の切り身を切り分け

「あら」というと、鯛の頭や尾ひれなどが入ったパックをイメージしますよね。

今回買ったのは普通の切り身でしたが、身の半分に大きな骨がしっかりとついていてはずすこともできなかったので、身の多い分はオーブン焼き、骨の付いた方をあら汁に使いました。

鯛のあら汁 レシピ


臭みとあくを取るため、まず、50℃の湯で洗い、その後、熱湯に入れて湯引きしてから使いました。
れんこんはたまたまあったので加えました。

材料

鯛の切り身骨付き部分 400g
長ねぎの青い部分 1本分
生姜のすりおろし 1片分
れんこん 1節
酒 100㏄
水 3カップ
塩 小さじ1

加圧後の調味料

醤油 大さじ1
砂糖 小さじ1
塩  少々

作り方

  1. 鯛のあらは50℃の湯で洗い、熱湯でさっとゆでてざるに空け、圧力鍋に入れる。
  2. ①に5㎝長さに切った長ねぎと皮を剥いて5㎜厚さに切ったれんこん、その他の材料をすべて加え、蓋をして強火にかける。
  3. 圧が掛かったら弱火にし、30分加圧してそのまま自然に冷ます。
  4. 加圧後の調味料を加え、ひと煮たちさせてあくを除く。

メモ

ごぼうは圧力鍋で加熱すると、ふにゃっとしてまったくごぼうらしさがなくなりますが、れんこんはしゃっきり感がちゃんと残ってほどよい固さに。

鯛とれんこんのオーブン焼き レシピ

材料 3~4人分

鯛の切り身 6切れのうち、大きな骨の付いていない部分
パプリカ 1個
れんこん 1節
塩、胡椒 適量
オリーブオイル 大さじ1

作り方

  1. 鯛は50℃の湯で洗い、水気を拭き取る。
  2. パプリカは軸とワタを除いて1㎝幅の細切りにする。れんこんは皮を剥いてスライサーで薄くスライスする(あく抜きは不要)。
  3. バットに②を並べ入れ、塩小さじ1/2を振る。
  4. 3の上に①を並べ入れ、塩小さじ1、胡椒を振ってオリーブオイルを回しかける。
  5. 210℃に予熱したオーブン上段で15分焼く。
  6. 皿に盛り、好みでバジルペースト(下記参照)を添える。

感想

野菜はそのままで塩気が十分に効いていました。

特にれんこんがおいしい!
薄切りにするのがポイント。

鯛の旨味を存分にまとったれんこんと、ふっくらとした身を一緒に食べるとおいしいです。

そしてバジルペーストを付けて食べると更においしい!

バジルペーストのレシピ

バジルは安くなっていると嬉しくてつい、大量に買ってきてしまうのですが、うっかり忘れて黒っぽくなってしまうことも。
そうならないよう、買ってきたらすぐにペーストにしています。

材料

バジルの葉 10枝分
塩 小さじ1/2
オリーブオイル 大さじ4
酢 小さじ2

作り方

バジルは葉を摘み、残りの材料とともに細長い容器に入れてハンディブレンダーでペースト状になるまで攪拌する。

Profile

吉川文子(よしかわふみこ)