収穫の秋に食べたい食材のひとつ、じゃがいも。
一年を通して食べますが、この時期、見かけると必ず買うのが「きたあかり」です。
きたあかりの特徴
私が「きたあかり」という品種を知ったのは、今から10数年前。
当時通っていた料理教室ではじめて食べたのがきっかけで、
習った料理はグラタンドフィノワでした。
味
男爵系のじゃがいもですが、その甘さに驚きました。
糖度は「インカのめざめ」と同等、というのにも納得です。
食感
ほくほくしているのは男爵系に共通していますが、
きたあかりはそれに加えて、しっとりなめらかな食感です。
切るとシャキシャキする男爵に対し、きたあかりはもっときめが細かく、
包丁に吸い付いてくるような感触があります。
色
濃い黄色をしていて、通常の男爵の白さとは明らかに異なります。
これも「インカのめざめ」と共通するところです。
ピンクの芽
「きたあかり」を見分ける大きな特徴が、芽の出てくるくぼみの部分がピンク色をしている
ところです。
「きたあかり」の表面にはこのくぼみがたくさんあり、しかもピンク色をして目立つものですから、
芽がまだ出ていないにもかかわらず、ついつい、包丁でえぐり取ってしまいます。
煮崩れやすい
味噌汁やスープに使ったところ、煮崩れやすく、すり流し汁のようになってしまいました。
まあ、それも美味しかったのですが、形を残したい場合には、煮すぎないよう注意しています。
購入先
スーパーではあまり見かけず、私が購入するのは生協がほとんど。
毎年この時期になると、パンフレットをチェックしています。
ネットでも購入できます。
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きたあかりのフライパン蒸し焼き
「きたあかり」で作るじゃがいも料理は、じゃがいも好きな家族からも好評です。
特によく食べるのがフライパンで蒸し焼きにしたものです。
火通りのよい「きたあかり」なので、予めレンジで加熱しておく必要もなく、
短時間で色よく仕上がります。
糖度が高いので、こんがりおいしそうな焦げ目も付きやすいです。
レシピ
材料 4人分
きたあかり 4~5個
油 適量
塩 小さじ1
水 大さじ3
こしょう 適量
ローストオニオン(あれば) 1/2個分
作り方
- きたあかりは皮をむいて8~9㎜厚さに切る。
- フライパンに油を熱し、きたあかりを加えて炒める。
- 半分くらい透き通ったら、塩と水を加えて煮立たせ、蓋をして7~8分蒸し焼きにする。
- ローストオニオンとこしょうを加えて水気を飛ばしながら炒める。
きたあかりの蒸し焼き アレンジ料理
シンプルな味なので、このまま食べるほかアレンジもしやすいです。
ポテトグラタン
生クリームとチーズをかけてトースターで焼き色がつくまで焼く。
ポタージュ
コンソメを溶かしたお湯を加えてひと煮たちさせ、ミキサーで攪拌する。
ポテトサラダ
つぶしてマヨネーズを加える。
ハヤシポテト
ご飯の代わりにきたあかりの蒸し焼きを皿に盛り、先日ご紹介したハヤシルーをかける。
これは我が家のヒットでした。
色も食感も栗のような「きたあかり」。
甘くておいしい品種なので、ぜひ使ってみてくださいね。