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圧力鍋で時短!薄味仕立ての黒豆煮

 
先日いただいたお豆の中に黒豆もありました。
 
黒豆の正式な名称は黒大豆なのですね。
 
黒豆煮は手間と時間がかかるイメージがありますが、圧力鍋を使えば簡単そう!私でもできそう!と思い立ち、いただいた1キロの黒豆を使っていろいろ試作してみることにしました。
 
試作第1弾のレシピと作ってみた感想を書いてみたいと思います。
 
 

圧力鍋で作る黒豆煮のメリット

黒豆煮は通常、数時間かけて煮込むのが一般的ですが、圧力鍋を使えば調理時間を大幅に短縮できます。
 
圧力鍋は内部の圧力を高めることで沸点を上げ、短時間で豆の芯までしっかり火を通すことが可能です。
また、火加減の調整が簡単で、焦げ付きの心配も少ないため、失敗しにくいそうです。
 
さらに、圧力鍋を使用することで、黒豆の形を美しく保ちつことができ、薄味仕立てでも、圧力鍋の均一な加熱効果により、豆の芯までしっかり味が染み込むのがポイントです。
 

圧力鍋で作る黒豆煮をおいしく仕上げるコツ

豆の浸水を時短でしっかり

圧力鍋を使う場合でも、黒豆を水に浸けてふっくら戻す工程は重要なのですが、沸騰させた水に1時間程度浸水させることで、均一な仕上がりになります。
 

加熱時間を守る

圧力鍋は短時間で調理できる分、加熱時間がポイントです。強火で圧力をかけた後、弱火にして10分程度加圧してみました。火を止めて自然放置する時間も含め、全体の工程を調整します。
 

落とし蓋で豆の形を保つ

紙の落とし蓋をすることで、豆同士の摩擦を防ぎ、煮崩れを抑えます。オーブンシートやクッキングペーパーを活用します。
 

煮汁を活用する工夫

圧力鍋で調理すると煮汁がたっぷり残りますが、この煮汁にはアントシアニンと呼ばれる栄養豊富な成分が含まれているそうですので、無駄なく利用したいですね。

 

豆を空気に触れさせない

煮上がった豆は煮汁から顔を出すとシワの原因になるので、落とし蓋をしたまま冷ましました。

 

作って食べてみた感想

過去に黒豆煮を作って失敗した経験があり、今回も不安でしたが、普通に食べられる仕上がりになり安心しました。

醤油を使わない

醤油味の黒豆煮が苦手なため、今回はあえて醤油を使わずに作りました。その結果、好みに合ったあっさりとした味付けに。ただ、ややあっさりしすぎた印象も残りました。

艶は時間が鍵

釘や鉄卵を使わなかったため、煮上がり直後は黒豆特有の黒光りした艶がなくがっかり。しかし、2~3時間後から徐々に艶が出始め、豆も丸からふっくらした楕円形に変化。これには驚きました。

砂糖と塩を加えるタイミング

作る前にいろいろ調べた結果、砂糖と塩を後から加える方法を選びました。次回は砂糖と塩を最初から加える方法を試してみたいと考えています。
 

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吉川文子(よしかわふみこ)