先日、娘に持たせた鶏手羽のスープが好評で、今朝、作り方を聞かれたので、まとめてみました。
腰の痛みで朦朧とする中作ったので、レシピも写真もなかったのですが、急なリクエストで思い出しながら書いています。
娘曰く「おいしいし、なんだか肌の調子がよさそう。」とのことで、自分でも作ってみたくなったそうです。
手羽元と手羽先のスープが人気の理由
手羽元と手羽先は、骨や皮にゼラチン質が豊富に含まれている部位です。
このゼラチン質はスープに自然なとろみを加え、旨みが凝縮された味わいに仕上がります。
また、ゼラチンに含まれるコラーゲンは美容や健康に良いとされており、食事に積極的に取り入れたい栄養素のひとつです。さらに、鶏肉自体が比較的低脂肪で高たんぱくなため、体に負担が少ない軽やかなスープを作れるのも魅力です。
肉の旨みの強い手羽元と、出汁のしっかり取れる手羽先を一緒に調理することで満足度の高い仕上がりになります。
どちらも骨付きであるため、煮込むことで深い旨みがスープ全体に行き渡ります。
手羽元と手羽先のスープをより美味しく仕上げるポイント
このスープを美味しく仕上げるには、いくつかのポイントがあります。
鶏肉をお湯で洗う
まず、鶏肉はお湯でよく洗い、表面の汚れや余分な脂を取り除きます。
これによりスープが澄んだ仕上がりになります。
アクは最初にしっかりすくい取る
次に、アクは早めに取り除くことが重要です。
最初にお湯で洗っていますので、そこまでアクはたくさん出ないはずなのですが、強火のままアクをしっかり取ることで、臭みがなくクリアな味わいを楽しめます。
中弱火でじっくりコトコト煮込む
さらに、中弱火でじっくりと煮込むことで、骨や肉から出る旨みがしっかりとスープに溶け出します。
表面が静かすぎるほどの弱火だと旨みが出にくいので、コトコトするくらいがポイントです。
最後に塩とこしょうで味を整える際は、一気に調味料を入れるのではなく、少しずつ加えて好みの味に仕上げるのがおすすめです。
鶏手羽スープレシピ
材料(4人分)
- 手羽元:8本
- 手羽先:5本
- 塩:適量
- こしょう:適量
- 鶏がらスープの素:小さじ1
- 生姜のスライス:3枚
- 玉ねぎ 1個 スライス
- 酒:大さじ2
- 水:1リットル
作り方
- 手羽元と手羽先をお湯でよく洗い、余分な脂や汚れを取り除く。
- 鍋に手羽元、手羽先、生姜、水を入れて強火にかける。沸騰したら火を弱めず、浮いてくるアクをしっかりと取り除く。
- スライスした玉ねぎ、塩小さじ1、鶏がらスープの素、酒を加え、一煮立ちさせ、その後、弱火にして蓋をせずに20~30分煮込む。
- 味をみながら、塩とこしょうを加えて好みの味に調整して完成。
鶏手羽元と手羽先を使ったスープは、寒い季節や体調を整えたいときに最適な一品です。
鶏肉から溶け出すコラーゲンが体を芯から温め、満足感のある深い味わいを楽しめます。
このスープはそのまま飲むのはもちろん、麺や野菜を加えてアレンジするのもおすすめです。
これからの季節にぴったりなメニューなので、よかったらお試しください。