朝ごはん

チョコレートなしで米粉のショコラシフォンケーキ

こんにちは。

最近よく作っているのがシフォンケーキです。

シフォンケーキのマイブームは定期的に訪れるのですが、今回は、レパートリーを増やすことはさておき、メレンゲの立て方や生地の混ぜ方など、原点に立ち返って研究を重ねています。

アップルシフォンケーキ

まずはアップルシフォンケーキ。

りんごのすりおろしを加えると、生地が重たくなったり、全体のバランスが崩れやすいのです。

特に米粉を使っていると、水分バランスが難しく、形を保てなくなったりするので調整が必要です。

 

すりおろしの他に、角切りにしたリンゴも加えてみたのですが、ここで新たな発見がありました。

2つの方法で試してみたところ、一方は断面にりんごの皮の色が見える焼き上がりなのに対し、もう一方は同じ皮付きなのに、生地に同化してしまい、ほとんどわかりません。

あることをするかしないかによって違いが生じたのでした。

 

シフォンケーキを作っていると、お菓子って科学だな、とつくづく感じます。

 

ショコラシフォンケーキ

長年課題だったのがココアのシフォンケーキです。

チョコレート味のシフォンは、私がシフォンケーキに目覚めたきっかけでした。

チョコレート色の生地に真っ白なホイップクリームに憧れて作るようになったのです。

 

随分いろいろなレシピを試してみましたが、生地のきめが荒かったり、高さが出なかったり、チョコレートらしさがもの足りなかったり。。。

満足のいくレシピができないまま数十年。。。

 

そんな中で、これまでで一番美味しくできたんじゃないかな、と思えるのが今回のレシピです。

 

いくつかの偶然が重なってできました。

一つは油の量を測り間違えたこと。

 

うっかり油を加えていたことを忘れて、倍近く油を入れてしまったんです。

ココアを使っている、というだけでも普通のシフォンより脂肪分オーバーなのに。

 

ところが、焼き上がったシフォンが過去一おいしくてびっくりでした。

その後、あれこれ調整して出来上がったのが今回のレシピです。

 

ココアだけなのに、チョコレートの味がしっかり出ています。

ココア生地にありがちな締まった感じがなく、きめも細かくてしっとりとした食感です。

 

粉糖を振ってそのまま食べたらおいしかったです。

ホイップクリームも添えて食べたらさらにおいしい。

そしてシフォンサンドもやってみました。

予想通り、これはみんなに喜ばれそうな味でした。

 

というわけで、ショコラシフォンケーキの動画レッスンを作りました。

 

メレンゲの立て方や生地の混ぜ方など、コツを押さえればおいしくできます。

特に油分の多い生地にメレンゲを合わせる工程は動画を見ていただくのが一番かなと思いました。

シフォンサンドの作り方もご紹介しています。

 

ご興味お持ちくださった方がいらっしゃいましたら、以下のリンクから詳細をご覧ください。

https://kouglofkfy.stores.jp/items/68e506cdff407e3803299d23

 

今後もシフォンケーキのレシピを少しずつ増やしていきたいと思います。

Profile

吉川文子(よしかわふみこ)