フライパン料理

牛バラ肉でフライパンローストビーフ

週末、ビーフシチューを作りました(レシピはまた後日)。

すね肉で作ったので今度は牛バラ肉で作ろうと思って買っておいたのですが、家族に飽きられるかも、と思い直してローストビーフにすることにしました。

掟破りのローストビーフ

ローストビーフには成功させるための約束事がいくつかありますが、それらをことごとく破ってしまった今回のレシピ。

いろいろやらかしてしまいました💦

バラ肉でローストビーフ

ローストビーフ用の肉といえば、もも肉やランプ肉(お尻の肉)で作るのがお決まりで、煮込みに適したバラ肉は不向きと言われています。

それも分かった上でのローストビーフ。

どのくらい不向きなのか、ちょっと冒険心もあって(笑)試してみました。

500gの塊肉

いつもはオーブンで作るところを今回はフライパンで蒸し焼きにする方法にしました。

フライパンで作るなら300gくらいがいいのだと思いますが、買ってきた塊肉が500gだったので、そのまま作ることにしました。

冷蔵庫から出し立ての肉

肉は焼く1時間ほど前から常温に戻しておく、というのが鉄則ですが、うっかり戻し忘れてしまい、冷蔵庫から出したばかりの肉で作り始めてしまいました。

リカバリー方法

いろいろやらかしましたが、それでもなんとか切り口がバラ色のローストビーフができました。

リカバリーするために行ったのは次の2つ。

焼き時間を延ばす

フライパンで蒸し焼きにする場合、300gの肉なら焼き時間は10〜12分ほどになります。

今回は500g、しかも冷蔵庫から出し立ての状態でしたので、20分にしました。

酒を加えて蒸し焼きに

蒸し焼きにする際、野菜の水分だけでは蒸気が足りないかと思い、酒を少し加えて蒸しました。

揮発性の高いアルコールなら、水っぽくなりませんし、お酒が肉質を和らげたり、肉の臭みを取ってくれたりもします。

食べてみた感想

肉はやはりかなり噛みごたえがありました。

が、もも肉で作っていた時よりもジューシーで肉の旨味をしっかりと味わえました。

そして、肉を蒸し焼きにした後の材料とフライパンで作ったソースをつけて食べると美味しさ倍増でした。

肉を薄くスライスするか、細切りにしてソースを絡めて冷製ではなく、温かい状態で食べるのがベストです。

この作り方、とても気に入ったので、今度は牛ロースか何かでつくってみたいと思います。

牛バラ肉のフライパンローストビーフ レシピ

材料

牛バラ肉塊 500g
塩 小さじ1
胡椒
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1本
にんにく 1/2片
油 小さじ2
酒 大さじ1

ソース

バルサミコ酢 大さじ2
水 1/3カップ
ウスターソース 大さじ1
醤油 小さじ1

作り方

1. 玉ねぎは薄切りに、にんじんは皮を剥いて斜め5ミリ厚さに切って更に半分に切る にんにくは芽を除いて粗みじん切りにする
2. フライパンに塩、胡椒を振って肉をのせ、転がしながら塩胡椒をまぶしつける
3. 油を加えて強めの中火で6面に焼き色をつける
4. 1を肉の周りに入れて炒め、酒を加えて煮立たせ、蓋をして20分弱火で蒸し焼きにする 途中で一度ひっくり返す
5. 肉を取り出してアルミホイルを二重にしてくるみ、タオルなどで保温する
6. 残ったフライパンにバルサミコ酢と水を加えて煮立たせ、蓋をして弱火で3分加熱する
7. 1時間経ったら5を取り出し、アルミホイルに出てきた肉汁を6に加えてブレンダーでピュレ状にする 味を見てウスターソースと醤油を加え、再度温め直す
8. 肉を切り分け、7を添える

Profile

吉川文子(よしかわふみこ)