圧力鍋

圧力鍋で豚バラ肉と白菜のほっこり蒸し料理

冬はなぜか圧力鍋の出番が増えます。

手間をかけずに深い味わいを楽しめるこの料理は、圧力鍋を使うことで驚くほど簡単に仕上がります。

豚バラ肉の旨みと白菜の自然な甘みが溶け合い、シンプルな調味料だけでも十分です。

圧力鍋を使えば調理時間を大幅に短縮でき、あとは盛り付けるだけ!

ちょっとしたおもてなし料理にも使えそうです。

圧力鍋を使うメリット

圧力鍋を使うと、食材に短時間でしっかり火が通り、旨みを閉じ込めることができます。

豚バラ肉を柔らかくジューシーに仕上げたい場合にぴったりの調理方法です。さらに、余分な脂も落ちるので、へルシーさとおいしさを両立できます。

鍋に残ったスープを活用

「豚バラ肉と白菜の圧力鍋蒸し」を作った後、鍋底に残るスープは旨みたっぷり。

豚バラ肉の脂や白菜の甘み、塩のシンプルな味わいが溶け込んだこのスープは、そのまま捨ててしまうのはもったいないです。スープを活用した簡単なアレンジアイデアをご紹介します。

雑炊にする

鍋にご飯を入れてひと煮立ちさせるだけで、絶品の雑炊が完成します。お好みで卵を溶き入れると、さらにふんわりとした仕上がりに。仕上げに刻んだネギや七味唐辛子を加えると、風味がアップします。

スープにアレンジ

鍋に残ったスープを少し薄めて、豆腐や野菜を加えればヘルシーなスープに。白菜をもう少し追加したり、キノコ類を入れるのもおすすめです。最後にごま油をひと垂らしすると、コクが増します。

ラーメンのスープとして

中華麺を茹でて、このスープに合わせれば、手軽な豚バラ白菜ラーメンに変身します。しょうゆや味噌を少量足すことで、お好みの味付けに調整可能です。トッピングに煮卵や海苔を加えればさらに本格的な仕上がりに。

スープをサッパリ仕上げたいなら

冷ました時に表面に固まる白い脂はすくいとってしまいましょう。

逆に濃厚に仕上げたいなら脂をそのまま、あるいは半分残して使うのがおすすめです。

白菜の芯

みんなで鍋などをすると、最後に芯の部分が残っていたりしませんか?

どうしても柔らかい葉の部分に人気が集まりそうですが、実は芯の方が甘いそうなのです。

圧力鍋で芯の部分も柔らかく蒸し上がるので、甘さと相まっておいしさ倍増です。

レシピ

材料

  • 豚バラ肉(塊): 550g
  • 白菜: 1/8個(1/4個の下半分の芯のついた部分を使用)
  • 塩: 小さじ1.5
  • こしょう: 適量
  • ゆずの皮: 適量
  • 水: 適量(圧力鍋の下に張る用)

下準備

  1. 白菜は芯をつけた状態で縦半分に切る。
  2. 豚バラ肉全体に塩小さじ1.5をまぶす。
  3. ゆずの皮を薄く削り、仕上げ用に用意しておく。

作り方

  1. 圧力鍋に網をセットし、水を底に張る。
  2. 網の上に白菜を並べ、蓋をして強火にかける。圧がかかったら弱火にし、2分加圧する。火を止め、そのまま自然減圧する。減圧後、白菜を取り出す。
  3. 同じ網に塩小さじ1.5を全体にすりつけた豚バラ肉を置き、再び蓋をする。強火で圧をかけ、弱火で20分加圧。その後、自然減圧する。
  4. 取り出した白菜を食べやすい大きさに切り、器に盛る。塩とこしょうを適量振る。
  5. 豚バラ肉を1cmの厚さにスライスし、白菜の上に乗せる。仕上げにゆずの皮を散らして完成。

冬の食卓を彩るシンプルな一品

豚バラ肉の脂が白菜に絡み、調味料は控えめでもしっかりとした味わいが楽しめます。ゆずの香りがアクセントになり、冬の食卓にぴったりです。ぜひ圧力鍋を活用して、手軽でおいしい食事を楽しんでみてください!

Profile

吉川文子(よしかわふみこ)