今月のお菓子教室ではガレット・デ・ロワ・ショコラを紹介しています。
先日アラン・デュカスで食べたガレット・デ・ロワからヒントをもらってレシピを考えました。
ココア入りのパイ生地の中にはカカオ70%のチョコレート入りのアーモンドクリームが入っています。
軽やかなパイ生地にほわっとしたクレーム・ダマンド、チョコレートの組み合わせはバレンタインのお菓子にもぴったりです。
1月も残り少なくなってしまいましたが、楽しんでいただけるといいな。
そんな思いを込めてレッスンさせていただいております。
ショコラのパイ生地 アレンジいろいろ
このパイ生地は軽くて柔らかいのが特徴です。
ガレットの中身を変えたり、成形を変えるといろいろなお菓子が楽しめて、パイ生地ってすぐれもの!
と思います。
そんなアレンジパイは生徒さんへのお土産に。一部をご紹介します。
ベリーショコラパイ
パイ生地の中に生のいちごと冷凍ラズベリーを丸ごと詰めて焼き上げました。
ベリーとショコラは相性がよく、サクサクのパイと、煮詰まってとろりとしたベリーのフィリングがたまりません。
小豆ショコラパイ
意外かもしれませんが、小豆とチョコレートも相性がよいのです!
思い出すのがとらやの「あずきとショコラのフォンダン」。
誕生からすでに20年くらい経っているのではないでしょうか。
当時、この組み合わせには驚いたものですが、今ではなんの抵抗もなく合わせられるようになりました。
これはパイ生地に茹で小豆を詰めて焼き上げただけのシンプルなパイです。
茹で小豆は水っぽくないものを選ぶのがポイントで、スーパーで見つけた「ハシモト」というメーカーのゆで小豆がちょうど良いとろみ具合でした。
お手頃価格だけどきちんと北海道産の小豆を使っていて気に入りました。
逆にお高めのものだと粒感がしっかりしすぎてパイのフィリングにはちょっと不向きかな、と思いました。
ガナッシュサンドパイ
「こういうの、本当に好きだな〜」と食べながら思わずつぶやいてしまったのがこちら。
パイ生地をミルフィーユのように薄く伸ばして表面をキャラメリゼし、2枚一組にして間にチョコレートガナッシュを挟んだパイです。
チョコレートをきちんと乳化させて作ったとろりとしてなめらかな口あたりのガナッシュが、ふんわりサクサクのパイと一緒になって、なんとも言えない食感のハーモニーが生まれます。
バレンタインメニューにしたいくらいでした。
伸ばして切るだけのプチパイ
ガレット・デ・ロワ・ショコラを作った後の残り生地に加え、今、アップルパイの試作で大量の二番生地が出ています。
二番生地は早めに焼き切ってしまいたいので、両方の生地を一緒に伸ばし、ピケをして切り分け、グラニュー糖をたっぷり振って焼きました。
これが止まらないおいしさで。。。
最後まで無駄なく美味しく食べられるのもパイの好きな理由のひとつです。