試作

「台湾カステラ」久しぶりに作って気づいたこと

先日、2〜3年ぶりに台湾カステラを焼きました。

以前は何度も作っていたお菓子なので、「久しぶりだけど大丈夫かな」くらいの気持ちで作り始めたのですが、途中で思い出しました。

「このお菓子は気軽に作ってはいけなかった。」

ということを。

忘れていることが意外とある

レシピを見れば材料や手順はわかります。

でも、お菓子作りにはレシピだけでは伝えきれない部分があります。

例えば、メレンゲはどのくらいの固さがちょうどいいのか。

生地をどんな加減で混ぜるのか。

何度も繰り返し作っていた頃には当たり前にこなせていただことが、しばらく作らないと「あれ?こんな感じだったかな」と迷う場面があります。

改めて、お菓子作りは繰り返し作ることで身についていくものなのだと感じました。

オーブンが変わったらスタートから

今回は昨年購入したオーブンで、初めて台湾カステラを焼きました。

同じレシピでも、オーブンが変わると焼き上がりはずいぶん変わります。

特に台湾カステラのような繊細なお菓子は、その違いがよくわかります。

最初は思ったような仕上がりにならず、温度や焼き時間を少しずつ調整しながら焼いてみました。

何度か試して、ようやく「これなら大丈夫」と思える焼き上がりになりました。

レシピは完成して終わりではない

レシピを作る仕事をしていると、「一度完成したら終わり」というわけではないと感じます。

時間が経って作り直してみると、新しい発見があったり、「こちらのほうがわかりやすいかもしれない」と思うこともあります。

オーブンが変わったり、材料が変わったりすれば、それに合わせて少し調整が必要になることもあります。

そうやって何度も見直しながら、その時の自分にとって一番作りやすいレシピに育てていく。

そんな作業も、お菓子作りの楽しさの一つだと思っています。

新しい台湾カステラ

今回、台湾カステラを焼いてみて、「やっぱりおいしいな」と改めて感じました。

同時に、久しぶりだったからこそ思い出せたことや、新しく気づけたこともたくさんありました。

そんな積み重ねがあるからこそ、長く作り続けられるレシピになっていくのだと思います。

今回調整した内容も、レシピと動画にしっかり残しておこうと思います。

また時間がたったら焼いてみて、そのときにはどんな発見があるのか、今から少し楽しみです。

Profile

吉川文子(よしかわふみこ)