スーパーで黒毛和牛のスネ肉が20%オフになっているのを見て、思わず手に取りました。
あー、今日は撮影の準備があるのに、またこんなの買ってきちゃって・・・
と思いつつ、美味しそうなお肉の誘惑には勝てません(笑)
煮込み時間を考えると作れなくなりそうなので、時短レシピを考えました。
時間料理の助っ人といえば、圧力鍋ですよね。
圧力鍋で煮込む時間を大幅に短縮しつつ、深みのある仕上がりを目指しました。
圧力鍋で作るビーフシチュー
通常、ビーフシチューはじっくり煮込む必要があり、作るのに時間がかかるイメージがあります。
圧力鍋を使えば短時間でお肉が柔らかく仕上がり、旨味がしっかり染み込んだスープが楽しめます。
デミグラスソースなしで作れるビーフシチュー
今日はデミグラスソースの買い置きがなかったので、味付けに工夫をしてみました。
赤ワインを使えば酸味とコクがプラスされ、トマト缶やケチャップは甘みと酸味のバランスを整えてくれます。
また、ウスターソースとバルサミコ酢を加えることで、味に深みが生まれます。
家にある調味料を活用しつつ、シンプルながらも奥行きのある味わいを目指しました。
圧力鍋で作る際に気をつけたこと
今回、圧力鍋を使ってビーフシチューを作る際に気をつけたポイントがあります。
肉を小さくしすぎない
圧力鍋は高温高圧で調理するため、短時間でお肉がとても柔らかくなります。肉を小さく切りすぎると、調理中に煮崩れしやすくなり、形が崩れてしまいます。
適度なサイズ感を保つことで、見た目も食感も良く仕上がり、満足感のあるビーフシチューを楽しめます。
トマト缶は減圧後に加える
トマト缶を調理の最初から圧力鍋に入れると、煮汁が煮詰まりやすく、とろみが出てしまう場合があります。
煮汁がドロッとすると、圧力鍋内でスムーズな加圧が妨げられる可能性があるため注意。
トマト缶やケチャップなどのとろみの出やすい調味料は、減圧が終わってフタを開けた後に加え、仕上げとして短時間煮込みました。
レシピ:圧力鍋で簡単ビーフシチュー
材料(2~3人分)
- 牛すね肉:300g
- 塩:小さじ1
- 胡椒:適量
- 玉ねぎ:1/2個
- にんじん:1/2本
- にんにく:1/2片
- 赤ワイン:大さじ4
- 水:300ml
- オリーブオイル:小さじ2
- 鶏がらスープの素:小さじ1
- カットトマト缶:1/2缶
- ケチャップ:大さじ2
- ウスターソース:大さじ1
- バルサミコ酢:大さじ1
- マッシュルーム 10個
下準備
- 牛すね肉は7〜8㎝角くらいの大きなまま、塩と胡椒をまぶしておく
- 玉ねぎはくし形切り、にんじんは斜め薄切り、にんにくはみじん切りにする
作り方
- フライパンにオリーブオイルを熱し、塩と胡椒をまぶした牛肉を焼き色がつくまで焼き、圧力鍋に移す。
- 同じフライパンに玉ねぎ、にんじん、にんにくを入れ、焼き色がつくまで軽く炒める。
- 赤ワインを加え、煮立たせて2分ほど煮詰めたら、圧力鍋に移す。
- フライパンに水と鶏がらスープの素を入れて煮立たせ、圧力鍋に加える。
- 強火で沸騰させたら灰汁を取り、圧力鍋のフタをしっかり閉め、20分加圧する。加圧が終わったら自然に減圧する。
- フタを開け、カットトマト缶、ケチャップ、ウスターソース、バルサミコ酢を加え、フタをせずに中火で7~8分煮込む。
- フライパンにスライスしたマッシュルームを加えて炒め、塩を軽く振って6に加え、さっと煮込む。
濃厚で香り高いビーフシチューができました。パンやライスを添えてどうぞ。