日々のこと

一番生地も二番生地もミートパイ


今月のお菓子教室のランチでミートパイをお出ししました。

こちらのパイ生地は、1月に若山曜子先生とのコラボレッスンで紹介したアップルパイの生地と配合は同じですが、そちらを時短レシピに変えたものでした。

パイ生地って、丁寧に作れば作るほど、膨らみも層の薄さも食感もぐーんとよくなりますが、そうもやっていられない時ってありますよね。

なら、ブリゼ(練り込みパイ)にすればいいじゃない、とも思ったのですが、そこはやはり譲れず、折り込みで時短、という裏技を使いました。

ふくらみこそアップルパイには劣りますが、バターが泣くこともなく、なかなかいい状態に出来上がりました。

生地の仕込みから焼き上がりまで、アップルパイの作り方なら半日はかかるところを、3時間程度で済んだので、いつかこちらの時短折り込みパイもご紹介できればな、と思いました。


そして、そのときの二番生地で今日またミートパイを焼きました。

これは家族の朝食用で、つい先ほど焼き上げたばかりです。

二番生地といってもわずかでしたが、朝食にはちょうど良い分量でした。


成形はこんな感じです。

敷き込むのにちょうどいい大きさの小さなパイ皿がなく、陶器のグラタン皿で代用。

「陶器やガラスの器はパイを焼くときにはできるだけ避けてください。」
といつも皆さんには言っているのに、ついやってしまいました。

このミートパイは空焼きもできないので、案の定、パイの底は少し白っぽかったです。

でも、明日の朝、トースターでリベイクして食べるので、これはこれでよかったかもしれません。

お菓子でも、料理でも、最後まで食べ切る、ということを最近特に意識するようになりました。

すると、冷蔵庫の中に余裕ができて、気分がいいことを発見!

残りものや余りがちなものを使ったお菓子や料理を考えるのも結構楽しくて、リメイクレシピが着々と増えつつある今日この頃です。

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吉川文子(よしかわふみこ)