お菓子作りを続けていると、新しいレシピを考えることもあれば、何年経っても繰り返し作りたくなるお菓子もあります。
私にとってオペラは、まさにそんな存在です。
初めて作ってから30年以上。
リクエストをいただくたびに焼き、これまでに300台以上作ってきました。
作るたびに少しずつ配合や工程を見直し、今のレシピへと育ってきた大切なケーキです。
オペラにはメレンゲタイプのバタークリーム
前回ご紹介したダックワーズには、ジャムを混ぜるだけの手軽なバタークリームをサンドしました。
一方、今回のオペラにはメレンゲを使った本格的なバタークリームを使っています。
口当たりは軽く、コクがありながら後味はすっきり。
日持ちもよく、コーヒーシロップを含ませたジョコンドやガナッシュともよく調和します。
工程は少し増えますが、このクリームでしか味わえない繊細なおいしさがあります。
主役のひとつ、ビスキュイ・ジョコンド
オペラに使うビスキュイ・ジョコンドは、卵とアーモンドパウダーをたっぷり使った香り豊かな生地です。
そのままでも十分おいしく、厚めに焼けば焼き菓子としても楽しめます。
本来、卵黄をたくさん使うため、ビスキュイ・ジョコンドを焼く際には余りやすい卵白も、すべて使い切れる配合にしました。
ジョコンド作りでは、メレンゲだけでなく卵黄生地もしっかり泡立てることが大切です。
両方に十分空気を含ませることで、軽くきめ細かな生地に焼き上がります。
美しい仕上がりは最後のひと手間から
オペラの魅力は、美しく重なった断面と、つややかなグラサージュ・ショコラです。
今回はガナッシュにソースを加え、なめらかで光沢のあるコーティングに仕上げました。
また、カットするときは長いナイフをお湯で温め、一切れごとに拭きながら切ります。
少し手間はかかりますが、そのひと手間できれいな層が現れ、完成度がぐっと高まります。
お祝いの日にも選びたいケーキ
オペラは落ち着いた雰囲気がありながら華やかさもあるので、誕生日や記念日にもよく似合います。
今回は「Opera」ではなく、「Happy Birthday」とチョコレートで描きました。
文字を変えるだけで、その日だけの特別なケーキになります。
お祝いする人のことを思い浮かべながら仕上げる時間も、手作りならではの楽しみです。
オンラインレッスンのご案内
今回ご紹介したオペラは、動画付きのオンラインレッスンで詳しくご覧いただけます。
ビスキュイ・ジョコンドの作り方、本格的なメレンゲタイプのバタークリーム、層をきれいに重ねるコツ、つやのあるグラサージュ・ショコラの仕上げ方まで、一つひとつの工程を動画で丁寧に解説しています。
ご興味をお持ちいただけましたら、詳細をご覧くださいね。
https://kouglofkfy.stores.jp/items/6a65a51d6396ba008c776e33