蒸し暑いですね。
こんなときはパンをつくればいいんだ、
と前向きにとらえ、フォカッチャ風のパンを焼きました。
つい先日、実家の母から「パンが食べたいんだけど…」
とリクエストされていたのです。
気ままな自己流パン作り
私のパン作りは自己流なので、公表できるようなレシピではないのですが、
家族や友人は焼くと結構喜んでくれるんですよね。
フォカッチャとカンパーニュのレシピを足しで二で割ったようなレシピで、
正確にはフォカッチャ風のパンです。
フォカッチャのような見た目で、カンパーニュよりもふかふか柔らかい生地です。
小麦粉1キロでパンを作る
イーグルが大量にありました
ニップン 強力小麦粉イーグル 1kg×2袋
特におすすめかと聞かれると、正直わかりません(笑)
でも、基本のパン用強力粉としてとらえています。
在庫を見るとイーグル(強力粉)の袋が2つ、1袋2.5キロ入りなので、5キロもありました!
早く使わないと、と粉1キロで作れる配合で作業スタートです。
こねない手ごね
いつもはキッチンエイドで作るところですが、今日は粉1キロ。
2回に分けるのが面倒だったので、手ごねでやることにしました。
といっても、私の作るパンはほとんどこねないので楽です。
1キロの粉対応のボウル
粉1キロも入るボウルなんてうちにあったかしら…?
丁度いいのがありました。
アルクインターナショナル アンピラブル スタックボール 26cm 09994(80016) 全面強化ソーダガラス フランス RAV01026
このボウル、サイズ違いで買ったのですが、こちらのサイズは想像よりもかなり大きくて
使わずじまいになっていたのです。
1キロの粉でパン生地を混ぜるのにぴったりでした。
大きさの割に軽いのも嬉しい。
1キロの粉で作るパン生地を一度に焼きたい
そこで誕生したのが天板フォカッチャです。
30㎝角のオーブンの天板いっぱいに生地をのばせば、時間もかからず焼けるんじゃないか?
と思ったのです。
作業開始
生地作り
粉と塩、砂糖を入れてぐるぐる混ぜ、
水で溶かしたイーストを加えて更に混ぜ、
水を加えてまた混ぜ、最後に油を加えてこれも混ぜます。
サフ インスタントドライイースト 赤(3g×10袋入)
イーストは赤サフを使っています。
一次発酵
ボウルごとポリ袋に入れて室温30℃で1時間、一次発酵させます。
こねない代わりに
一次発酵の途中、30分経ったら一度底から返します。
最初にこねない代わりに、この作業を入れるとイーストが元気になっていい感じに発酵してくれます。
発酵の見極め方
昔は粉を付けた指を生地に差し込むフィンガーチェックという方法でやっていましたが、
その方法はパン生地によくないらしい、と聞いて、
それからはボウルを持ち上げ、ボウルの底から見える気泡の状態で判断するようになりました。

パンチはせずに折りたたむ
一次発酵が終了したら軽くまとめ直します。
以前はパンチを入れるとか、言われてましたが、
最近は手でやさしく押さえて折りたたむ、という方法でやっています。
生地を軽く押さえ、左右、上下と折りたたみ、四角くまとめます。
私のパン作りに欠かせないもの
ここで生地を取り出すときに欠かせないのがシルパット。
打ち粉なしでも生地がくっつかず、作業性がとてもよいのです。
MATFER(マトファ) シリコンマット321000 400×300㎜ シリコン フランス WSL7601
二次発酵
四角く整えた生地はオーブンシートを敷いた天板へ。
手で押し広げ、天板いっぱいに伸ばし、そのまま二次発酵へ。

二次発酵は短時間で
なんとしても避けたいのが過発酵。
特にこの時期、室温発酵の場合は気を付けます。
二次発酵はこのパンは30分くらいで終わりです。
オーブンの予熱時間は数分かもしれませんが、この数分が成功か否かを左右するんですよね。
なので、予熱時間を差し引いてタイマーをかけておけば、安心です。
穴あけ作業
予熱を始めたら、粉を付けた指で穴を開けます。
フォカッチャ作りでは特に楽しい作業です。
今日は天板サイズなので、穴もたくさん!
いざオーブンへ
焼き時間は意外に短時間。20分で焼けました。
粉1キロ分の迫力!
オリーブオイル
フォカッチャはオーブンに入れる前にオリーブオイルを塗るのが普通ですが、
これはフォカッチャ風パンなので塗りません。
塩も振らずに焼いています。
オリーブオイルも岩塩も食べるときにつけながらで。
愛用のオリーブオイルはこの2つ。
●ヴィラブランカ オーガニック エクストラバージンオリーブオイル 500ml 瓶 【コールドプレス製法 有機JAS認証】
●ALCE NERO(アルチェネロ)有機エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル ドルチェ 500mlアルチェネロは2種類あるのですが、ドルチェの方がが好みです。
保存
食べやすい大きさに切って半分は実家に送り、残りは冷凍保存にしました。
一切れずつラップに包み、保存袋に入れて冷凍庫へ。
この言葉、最近ブログで何度も書いているような気がします(笑)
天板フォカッチャのよいところ
- 一度にまとめて仕込めるので労力が減り、時短になる。
- 薄いのですぐ焼ける。暑い日に長時間のオーブン使用は避けたいですね。
- オーブンの発酵キーが不要+一度に4回分の生地が焼ける→電気代の節約になる。
- パンをしばらく買いに行かなくてよくなる。
- 型が要らない。
こんな理由で天板フォカッチャ、気に入りました。